巧妙化する脅威に対処するために、マルウェア対策ツールは日々進化している。人工知能(AI)機能を取り入れる製品も珍しくない。注目すべき5製品を紹介しよう。
自社に最適な「マルウェア対策ツール」を選ぶのは簡単ではない。まずはさまざまな製品のメリットとデメリットを把握し、網羅的に比較することが重要だ。本連載は主なマルウェア対策ツール10製品を紹介する。今回は後半の5製品を取り上げる。
Malwarebytesの「Malwarebytes Endpoint Protection」は、エンドポイント(サーバを含む)保護のみの製品と、「EDR」(Endpoint Detection and Response)を組み合わせた製品から選べる。後者には人工知能(AI)技術によるマルウェア分析機能やシステム自動修復機能、マルウェア除去といった多様な機能が含まれる。
Sophosの「Sophos Intercept X Advanced with XDR」は、機械学習技術による予測を利用し、標的型マルウェア攻撃からの防御を目指す。「Sophos Intercept X Advanced with MDR」は、セキュリティオペレーションセンター(SOC)の技術者が使用するネットワーク全体のマルウェア検出と修復の機能を提供する。
Broadcomの「Symantec Enterprise Cloud」は、エンドポイント保護、ネットワークセキュリティ、メールによるマルウェア感染防止、脅威分析といった機能を提供する。
トレンドマイクロの「Trend Cloud One」は、企業内のデータセンターやクラウドインフラ、ネットワーク、ファイルストレージ、各種ITサービスを保護する。
Open Text Corporationは、「Webroot」のブランドでエンドポイント、メール、DNS(ドメインネームシステム)、データセンター、クラウドサービス向けの一連のセキュリティ製品を提供している。「Webroot Managed Detection and Response」は巧妙化している脅威にいち早く対処するために、随時更新される脅威分析のインテリジェンスを利用する。
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