標的を移しただけではない

コロナ禍で「医療機関は狙わない」と宣言した攻撃者の新たな標的とは?

新型コロナウイルス感染症の流行期間中は医療機関への攻撃を控える――。一部の攻撃者グループがこう宣言した影響か、医療機関へのランサムウェア攻撃が一時的に減少した。ただし攻撃者は活動を止めたわけではない。

 攻撃者は、社会的不安に付け込んでサイバー犯罪に及ぶことがある。セキュリティベンダーCarbon Black(VMwareが2019年10月に買収)の調査は、現実が想定よりもひどいことを示している。この調査によると、2020年3月に同社が観測したランサムウェア(身代金要求型マルウェア)攻撃の件数は、同年2月と比べて148%増加したという。

 Carbon Blackの調査報告書によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する重要なニュースがあった日と、攻撃の顕著な増加との間には、相関関係が見られる。「攻撃者は非道にもこの混乱に乗じ、最新ニュースを巧みに利用して人々を欺いている」と同社は説明する。

 例として、米国が新型コロナウイルス感染症の初めての症例を発表した2020年1月30日は、ランサムウェア攻撃が前月の平均攻撃回数比で48%増加している。ワシントン州が新型コロナウイルス感染症による米国初の死者を発表した同年2月29日と、その翌日の3月1日にも、マルウェア攻撃が急増している。

「医療機関を狙わない」攻撃者の新たな矛先は

印刷する
SNSでシェア

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

この連載の記事をもっと見る

この記事の著者

関連記事

こんなメディアも見られています

TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

無料会員登録
最新情報をいち早くチェック!

製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます(メディアごとに文章は変更)

いますぐ無料会員登録

ベンダーコンテンツ PR

From Informa TechTarget

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ホワイトペーパーランキング PR

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

TechTargetジャパン SNS

X @techtarget_itmをフォロー

インフォメーション

TechTargetジャパンをフォロー