ランサムウェアによる攻撃を受けたMerck & Co.が事後の改善策として選んだのは、意外にもネットワークの構成や運用を自動化する「ネットワーク自動化」だった。その狙いとは。
大手製薬会社のMerck & Co.は2017年にランサムウェア(身代金要求型マルウェア)「NotPetya」による攻撃を受け、10億ドルもの損失を被った。同社はこの経験を受け、将来的な攻撃に対する耐性を高めるため、広範にわたってネットワークの俊敏性を高める対策に着手した。この一環で導入したのが、ネットワークの構成や運用を自動化する「ネットワーク自動化」製品だ。
Merck & Co.のネットワークには、世界各国に位置する数百カ所の拠点と数十カ所の工場にある約2万5000台ものデバイスが接続している。同社は自社のネットワークへの出入りを厳重に規制するために、ネットワークインフラを最新化し、Microsoftの最新OSとクラウドベースのアプリケーションを運用できるようにする必要があると考えていた。
数あるネットワーク自動化製品からMerck & Co.が選んだのはGluwareの同名製品だ。「効率的にネットワーク構成を変更し、クラウドベースのアプリケーションのネットワーク設定にかかる時間を削減することに成功した」。Merck & Co.でネットワークの設計や運用を担当するサルバトーレ・ラナジージ氏はこう語る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...