「NetOps」とは何であり、ネットワーク運用にどのような影響をもたらすのか。NetOpsを理解する上での基本と要点をかいつまんで説明する。
英語には、1つの単語で複数の意味を持つ多義語がある。例えば「Book」「Play」「Man」などが多義語に当たる。同様にITインフラの世界で使用される「NetOps」も多義語だ。NetOpsは多義語であるだけではなく「NetOps 2.0」「Super-NetOps」「DevNetOps」「NetDevOps」といった派生語も生まれている。
NetOpsとは何だろうか。この用語は2つの側面で捉えることができる。1つ目はネットワーク運用(Network Operations)の略語として使われる場合。2つ目は「DevOps」とネットワーク運用との関係性の中で捉える場合だ。DevOpsはアプリケーションの開発チームとITシステムの運用チームが行動を共にし、開発の速度や正確性を高めることを目指す概念を意味する。
DevOpsの手法をネットワーク運用に取り入れるNetOpsが目指すのは、下記のような点だ。
本稿ではネットワーク専門家によるアドバイスを取り入れつつNetOpsについて解説する。NetOpsの考え方になじみがない初級者だけでなく、ネットワーク分野で経験豊富な担当者がさらに理解を深める上でも役に立つだろう。
「NetOpsとは何か」「NetOpsのメリットは何か」「NetOpsは企業のネットワークにどのような変化をもたらすのか」をはじめとした、よくあるNetOpsに関する疑問を深く掘り下げる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
今日の企業における複雑化したITシステム環境においては、ビジネスの安全性や効率性が損なわれている。そこで求められるのがクラウドを活用したインテリジェントな自動化だが、これを実現するには、ネットワークの可視性と制御性が必要だ。
顧客や従業員のエクスペリエンスを向上させるとともに、インベーションを促進するには「アジリティ」の強化が鍵となる。しかし昨今、組織のネットワークは複雑化が著しく、アジリティの確保すら難しい。そこで求められるのが「簡素化」だ。
クラウド移行の加速やIoTの普及により、日々、データセンターのネットワーク環境に接続するエンドポイントが増加している。しかし、レガシーアーキテクチャでは、このような状況に対応できず、セキュリティリスクが生じている状況だ。
既存のネットワークが今日の職場環境の急進的な変化に対応できず、パフォーマンスやセキュリティの質の低下を招いているケースが散見される。ネットワークのモダナイゼーションで、こうした状況から脱却するための2つのステップとは何か。
企業ネットワークの安定運用には、増加するLANトラフィックの正確な把握と迅速な原因特定が重要となる。しかし、従来の手法では効果的な管理が困難であった。本資料では、可視化・分析・監視を強化する帯域可視化ツールを紹介する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。