2019年04月23日 05時00分 公開
特集/連載

変化するネットワークの提供形態「IP-VPN」から「SD-WAN」への乗り換えが急増する理由

企業の間で、SD-WANを採用する機運が急速に高まっている。マネージド型SD-WANサービスの充実や、SD-WAN市場で予測されるM&A(統合・買収)などに着目する。

[John Burke,TechTarget]
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 2019年に予想される最も重要な動きの一つは、SD-WAN(ソフトウェア定義WAN)の普及が進むことだ。SD-WAN導入を検討中、2019年末までに導入予定、導入プロセスの途上にあるなど、SD-WANの導入に関して何らかの行動を取る動きが、企業の間で広がっている。

 本稿では、SD-WANを導入する、または導入を検討している企業が想定すべき、SD-WANに関連する今後の動きについて紹介する。

 調査会社のNemertes Researchは、2018〜2019年のWANの市場動向について調査した。これによれば、回答企業の約23%が「SD-WANを利用する」と答えている。この23%の企業のうち約30%が、管理・運用を自動化できるマネージド型のSD-WANサービスか、キャリアなどのSD-WANベンダーが提供するインネット(in-net)型のSD-WANサービスを利用するという。インネット型のSD-WANとは、SD-WAN機能の一部または全てを、SD-WANベンダーが提供するネットワークによって実現する形態を指す。SD-WANベンダーのサービスが充実し、参考になる導入事例が増えるにつれ、SD-WANベンダーを利用する企業は今後増え続けると見込まれる。

 WANの管理を外部委託している企業にとっては、その契約の更新やネットワーク機器のサポート終了がSD-WANへの移行を検討するタイミングになる。そのタイミングが増えるに連れてマネージド型やインネット型のSD-WANを利用する企業の数も増えるだろう。

 企業はレガシーネットワークとSD-WANが混在する環境を長く継続したいとは考えないため、運用・管理の手間を効率化できるマネージド型やインネット型のSD-WANに対する関心は高まると考えられる。異なるネットワークが混在するネットワーク環境の管理は戦略的ではなく、それを望む企業はないはずだ。

SD-WANの導入を後押しする「ラストワンマイル」問題

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