無料で使えるテストツールも紹介
「Teams」を“使えない”と嘆く前に確認したい4つのポイント
Web会議やビジネスチャットなど幅広い機能を持つ「Microsoft Teams」。その快適な利用を実現するためには何をすればよいのか。UX向上に不可欠な、主要な4つのポイントを紹介する。
Microsoftのユニファイドコミュニケーション(UC)システム「Microsoft Teams」のユーザー企業は、従業員にTeamsを使ってもらうだけでは成功を収めたとは言えない。今後何カ月もテレワークが続くことを想定すると、企業はTeamsがもたらすユーザーエクスペリエンス(UX:ユーザー経験価値)を最大限に高める必要がある。TeamsのUXを向上させるために、IT部門が確認すべき主なポイントを紹介する。
IT部門は以下の各ポイントを監視して調整すれば、音声や映像の乱れといったTeamsの問題を解消する役に立つ。従業員がTeamsにアクセスする手段が、PCにインストールするクライアントアプリケーションでも、Webブラウザで利用するWebアプリケーションでも、モバイルデバイスにインストールするモバイルアプリケーションでも同様だ。
ポイント1.無料のテストツールを利用する
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テレワークを採用している企業にとって、従業員がそれぞれの居場所で十分なデータ伝送速度の回線を利用できているのかどうか、IT部門が判断するのは難しい。Microsoftはデータ伝送速度やレイテンシ(遅延)といった、回線の全般的なパフォーマンスを測定する簡単なテストツール「Microsoft 365 network connectivity test」(以下、本テストツール)を無償提供している(画面)。
TeamsのUXを高めるためには、従業員は本テストツールで少なくとも60点以上のスコアを獲得する必要がある。それより点数が低い従業員は、可能であれば回線をアップグレードしたり、他のストリーミングデバイスが発生させている可能性のあるデータ通信量を減らしたりしなければならない。本テストツールはオフィスでの回線のパフォーマンス計測にも利用できる。
ポイント2.デバイスのスペックを確認する
従業員のデバイスのスペックも、TeamsのUXを低下させる原因になることがある。IT部門は従業員のデバイスを検証し、最低限のハードウェアおよびソフトウェア条件を満たしていることを確認する必要がある。
ポイント3.PCをクリーンにする
Teamsの利用手段であるノートPCやデスクトップPCのクリーンアップも必要だ。WebアプリケーションでTeamsにアクセスする従業員には、Webブラウザのキャッシュを削除してもらったり、Teamsに干渉するWebブラウザのアドオンを無効にしてもらったりしなければならない。
クライアントアプリケーションでTeamsにアクセスする従業員には、クライアントアプリケーションの設定でGPU(グラフィックス処理プロセッサ)のハードウェアアクセラレータを無効にしてもらうと、UX向上に役立つことがある。フォルダ「%AppData%\Microsoft\Teams」内にある各種キャッシュなどの余分なデータを削除してもらうことも効果的だ。
ポイント4.ネットワークポリシーを最適化する
Teamsで快適なWeb会議を実現するためには、音声をクリアにし、映像を鮮明にすることが必要だ。IT部門は他のデータよりも音声と映像に関するデータを優先的に伝送するように、社内のネットワークポリシーを設定しなければならない。
MicrosoftがTeamsの機能をさらに増やせば、IT部門はさらに頻繁にTeamsの再調整や最適化をする必要に迫られる。ここで紹介した対策は、TeamsのUX向上の出発点として、発生している可能性のある当面の問題にIT部門が対処する上で役立つ。
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