無料版もある電子サインツール「PandaDoc」は何ができる? 有償版との違いはテレワークで脚光の「電子サイン」ツール6選【第5回】

テンプレートからのドキュメント作成、ドキュメント承認ステータスの追跡など、さまざまな機能を持つ電子サインツールが「PandaDoc」だ。無料版もあるPandaDocの特徴は。

2023年03月31日 05時00分 公開
[Christine ParizoTechTarget]

 電子的な署名や押印である「電子サイン」は、テレワークを実現しやすくするだけではなく、生産性向上にも役立つ。適切な電子サインツールを選定する際の判断基準となるのが、機能の豊富さだ。本稿は代表的な6つの電子サインツールのうち、4つ目を紹介する。

4.PandaDoc

 PandaDoc社の同名ツールは、ドキュメントの承認ステータスを追跡する機能を備える。誰かがドキュメントを開いた、閲覧した、コメントした、署名したといった通知を受け取れるモバイルアプリケーションを用意。契約書や提案書、請求書など750種以上あるテンプレートを利用すると、エンドユーザーは要素をカスタマイズするだけで独自のドキュメントを作成できる。

 API(アプリケーションプログラミングインタフェース)によってサードパーティー製アプリケーションとPandaDocを連携させ、PDFファイルなどのドキュメントファイルに署名を追加できる。Salesforce、Zapier、Zoho、HubSpot、Dropboxといったベンダーのアプリケーションとの連携機能も備える。

 PandaDocには、無制限のドキュメントアップロードと送信、オンライン決済処理支援機能などを含む無料プラン「Free eSign」がある。有料プランの料金(年間一括払いの場合)は、最小構成プラン「Essentials」が1ユーザー当たり月額19ドルで、こちらはドキュメントのテンプレートに加えて、ドキュメントの編集やステータス追跡機能を含む。


 第6回はairSlateの「signNow」と、SecureDocsの「ReadySign」を紹介する。

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news125.jpg

D2C事業の約7割が失敗する理由 成功企業との差はどこに?
クニエがD2C事業の従事者を対象に実施した調査の結果によると、D2C事業が成功した企業は...

news088.png

企業のSNS活用実態 最も使われているのはX? Instagram?
企業はSNSをどのように活用しているのか。調査PRサービスを提供するPRIZMAが、最も使われ...

news055.jpg

日本のモバイルアプリトレンド2025 クロスデバイス戦略とMMMの重要性とは?
急速に進化するモバイルアプリ市場においてAIと機械学習の活用が本格化し、マーケティン...