オンプレミス版の社内ポータルサイト構築ツール「SharePoint Server 2019」のサポートが順次終了する。Microsoftが2段階で実施するサポート終了の計画と、移行先の候補を押さえておこう。
Microsoftは社内ポータルサイト構築ツール「SharePoint Server 2019」のサポートを順次終了する。サポート終了に伴うリスクを回避するには、システムの移行を検討する必要がある。サポート終了の計画と、移行先の候補を押さえておこう。
「Microsoft SharePoint」は、社内広報やナレッジ、アプリケーションなどを共有・管理できる社内ポータルサイト構築ツールだ。クラウドサービス版の「Microsoft SharePoint Online」と、オンプレミス版のSharePoint Server 2019がある。
このうちSharePoint Server 2019について、Microsoftはサポートを順次終了する計画だ。2024年1月からサポート終了の第1段階に入り、2026年7月には全ての更新を終えることを公表している。具体的には以下の通り。
SharePoint Server 2019のメインストリームサポート(新バージョン発売後の初期サポート)は2024年1月9日に終了した。Microsoftは今後、標準的な機能更新プログラム、修正プログラム、セキュリティ更新プログラムは提供しない。
Microsoftは、重要かつ不可欠な修正プログラムとセキュリティ更新プログラムのみ、2026年7月14日まで提供する計画だ。
SharePoint Server 2019をサポート終了日以降も使い続けると、セキュリティが脆弱(ぜいじゃく)になったり、コンプライアンス(法令順守)の違反が発生したりするリスクが生じる。SharePointの管理者やIT担当者は上記のサポート終了を把握し、
などから移行先を検討する必要がある。
後編は、サポート終了後もSharePoint Server 2019を使用し続けた場合のリスクを詳細に解説する。
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