在宅前提のセキュリティを考える【後編】

「クラウドデータ衛生」「SaaS衛生」とは? 在宅勤務時の公私混同をなくす

クラウドサービスを使って在宅勤務などのテレワークを安全に進めるために、企業は何をすればよいのか。それを考えるヒントが「クラウドデータ衛生」と「SaaS衛生」だ。それぞれの基本をまとめた。

 企業が保有するあらゆるIT資産の脆弱(ぜいじゃく)性を可視化し、継続的な監視と対策を実施するセキュリティ対策が「サイバー衛生」(サイバーハイジーン)だ。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で在宅勤務などのテレワークが普及し、従業員がオフィス外で働くことが珍しくなくなった今、従業員と企業のIT資産を保護するためには、双方の間でセキュリティ対策の責任を分担することが必要になる。

 われわれの日常生活と仕事の両方で活用が広がるクラウドサービスは、テレワーカーの生産性向上を後押しする一方、セキュリティのリスクが伴う。クラウドサービスの利用において、企業と従業員がセキュリティ対策の責任を分担するには、「クラウドデータ衛生」と「SaaS(Software as a Service)衛生」という2つの要素が重要だ。

「クラウドデータ衛生」とは

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