「NewSQL」とは何か【後編】
「Cloud Spanner」「CockroachDB」「NuoDB」「VoltDB」とは NewSQLの4大製品
RDBMSとNoSQLのメリットを一つのDBMSに備える目的で登場したのが「NewSQL」だ。NewSQLの主要製品「Cloud Spanner」「CockroachDB」「NuoDB」「VoltDB」を取り上げる。
「NewSQL」は、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)と、それ以外のデータベース管理システム(DBMS)である「NoSQL」両方のメリットを生かしたDBMSだ。RDBMSに備わるデータの一貫性と、NoSQLに備わるスケーラビリティという2つの特性を組み合わせることでメリットをもたらす。
市場には多様なアーキテクチャ、特徴、機能を持つNewSQL製品が存在する。以下で幾つかの例を紹介する。製品を評価し、自社のニーズを満たすかどうかを確認するために役立ててほしい。
- Cloud Spanner(Google)
- CockroachDB(Cockroach Labs)
- NuoDB(ベンダー名同じ)
- VoltDB(ベンダー名同じ)
Cloud Spanner
GoogleのCloud SpannerはSQLクエリの実行を可能にしているのに加えて、データベースの規模に制限を設けていない。正しくトランザクションを処理することを保証する「ACID特性」を順守する。
CockroachDB
Cockroach LabsのCockroachDB(Cockroachは「ゴキブリ」の意味)という名前に親しみを感じにくい人もいるだろう。だが主要なNewSQLとしてCockroachDBを挙げる専門家は少なくない。CockroachDBはACID特性を順守したトランザクション処理を実現する。データを分割して保存することでスケーラビリティを確保する「シャーディング」の自動実行機能を備える。
NuoDB
NuoDBはACID特性を順守した独自のDBMSエンジンを採用している。NuoDBのWebサイトは、アプリケーションのニーズに基づいてDBMS製品を選ぶのに利用できる意思決定ツリーを掲載している。
VoltDB
ACID特性を順守するVoltDBは「シェアードナッシング」のインメモリDBMSだ。シェアードナッシングとは、クラスタ(同一システムを構築する複数コンピュータの集まり)内のノード(コンピュータ)間でデータを共有しない分散システムの構成を指す。VoltDBは高速なスループット(実効的なデータ読み書き速度)を特徴としている。
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