データベース管理システムの機能をクラウドサービスとして利用できる「クラウドデータベース」への移行が適している企業は、どのような企業なのか。その条件を説明する。
主要クラウドベンダーはさまざまな「クラウドデータベース」を提供している。クラウドデータベースは、データベース管理システム(DBMS)の機能を利用できるクラウドサービスのことだ。ユーザー企業は、オンプレミスのDBMSをクラウドデータベースに移行させることで、拡張性の高さや他のクラウドサービスとの連携の容易さといったメリットを得ることができる。
クラウドデータベースは全ての企業に適しているわけではない。次のようなニーズがある企業は、クラウドデータベースを検討する価値がある。
ユーザー企業はクラウドデータベースを選定する際、各クラウドデータベースのパフォーマンスと容量の制約を確認する必要がある。ただしこれらがニーズに合致しなくても、レプリケーション(複製)機能をはじめとするクラウドデータベースの機能をうまく活用することで、ある程度対処できることがある。
クラウドデータベースはオンプレミスのDBMSと比べて、ハードウェア調達やシステム管理などにかかるコストを抑えられる。初期投資を安くしたい企業にとって魅力が大きい。オープンソースソフトウェア(OSS)をベースとするクラウドデータベースを利用すれば、ソフトウェアのライセンス料金が不要になり、削減できるコストはさらに増える。
最終回である次回の第4回は、レガシーDBMSをクラウドデータベースに移行させるときのポイントを説明する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...