幻の「Oracle Database 20c」向け機能を搭載
JavaScriptの実行やOptaneの利用が可能に 「Oracle Database 21c」の注目機能
「Oracle Database」の新バージョン「Oracle Database 21c」はさまざまな新機能を搭載している。その中から確認しておきたい新機能を紹介しよう。
2021年1月にOracleが提供開始したリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)「Oracle Database」の新バージョン「Oracle Database 21c」には、さまざまな新要素がある。2021年2月現在、Oracle Database 21cは同社のクラウドサービス群「Oracle Cloud」でのみ利用でき、オンプレミス版での提供開始は同年後半になる見込みだ。
Oracle Database 21cは前バージョンの「Oracle Database 20c」向けに開発されていた機能を複数搭載している。Oracleは当初、2020年にOracle Database 20cの提供を始める計画だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で見送った。
特筆すべきOracle Database 21cの新機能には、「JavaScript」のスクリプトの実行に加え、メモリとストレージ双方の特徴を持つ「永続メモリ」(PMEM:パーシステントメモリ)の利用、「Blockchain Table」(ブロックチェーン表)などがある。これらを順に見ていこう。
JavaScriptの実行
Oracle Database 21cは「GraalVM」を利用して、JavaScriptのスクリプトを実行できるようになった。GraalVMは組み込み型のJavaScript実行エンジンだ。Oracleは2013年からオープンソースプロジェクトとしてGraalVMの開発に取り組んでいる。「今後は『Java』『Python』といったプログラミング言語も利用可能にする」と、同社でデータベース開発部門の製品管理担当バイスプレジデントを務めるジェニー・ツァイ・スミス氏は話す。
永続メモリ
Oracle Database 21cはIntelのPMEM「Intel Optane Persistent Memory」を利用可能だ。ツァイ・スミス氏はPMEMのメリットとして「フラッシュメモリより高速なメモリを実現する」点と、「従来のDRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ)ほど高価でない」点を挙げる。
Blockchain Table
Blockchain Tableは、OracleがOracle Database 20cでの導入を計画し、Oracle Database 21cで追加したデータベーステーブルの形式だ。Blockchain Tableはデータの挿入(INSERT)のみを許可し、更新(UPDATE)を許可せず、削除にも制限を設けることで改ざんへの耐性を高めた。
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