データは中立ではない

データからバイアスを取り除く「責任あるAI」(Responsible AI)の取り組み

偏見や差別意識を持たず、中立性を重視して作成したはずのAIが不公平な結果を出力することがある。なぜこのようなことが起こるのか。責任あるAIを実現するためにはどうすればよいのか。

 データや数値は議論の余地のないものだと考えられがちだ。だが、あらゆる情報はそこに埋め込まれたコンテキストの産物だ。本質的に、データにはバイアス(訳注)が含まれている。AIがビジネスや倫理において重大な過ちを犯すことの多さがそれを示している。

訳注:機械学習においては学習アルゴリズムに「バイアス」を用いるが、本稿のテーマである「偏見」とは全く異なる概念。

 一つ例を挙げよう。ある著名なソフトウェア開発者が「Apple Card」の融資限度額の通知を受け取ったときのことだ。彼は融資限度額が妻のそれよりもはるかに高いことを発見した。妻のクレジットスコアの方が高いにもかかわらずだ。このショックをツイートしたところ、共有資産にも信用履歴にも差がない夫婦の融資限度額が同じく異なっていることが報告された。

印刷する
SNSでシェア

Computer Weekly日本語版

この連載の記事をもっと見る

この記事の著者

関連記事

こんなメディアも見られています

TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

無料会員登録
最新情報をいち早くチェック!

製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます(メディアごとに文章は変更)

いますぐ無料会員登録

ベンダーコンテンツ PR

From Informa TechTarget

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ホワイトペーパーランキング PR

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

TechTargetジャパン SNS

X @techtarget_itmをフォロー

インフォメーション

TechTargetジャパンをフォロー