「クラウドファースト」を具現化するウェザーニューズ【第1回】

ウェザーニューズが気象サービス「WxTech」構築で直面したインフラ面の課題とは

気象データを提供する「WxTech」サービスを構築する上で、ウェザーニューズはインフラに関する“ある課題”に直面した。それは何だったのか。

 気象情報大手のウェザーニューズ。インターネット配信の気象情報番組「ウェザーニュースLiVE」や、気象情報を配信するWebサイト「ウェザーニュース」などの一般消費者向けのサービスに加え、航空気象や海上気象、電力気象といった、さまざまな業界に特化した気象情報を提供するB2B(企業間取引)サービスにも力を入れている。

気象データをAI分析することで停電リスクを予測する「停電リスク予測API」

 ウェザーニューズは「停電リスク予測API」の提供を2021年2月に開始した。これは同社が保有する膨大な量の気象データや停電データを人工知能(AI)技術で分析し、自然災害に起因する停電のリスクを予測するクラウドサービスだ。同社は過去に観測した風速などの気象データと地形データ、モバイルアプリケーションを利用するウェザーニュース会員から集めた停電情報を基に予測モデルを開発。これを基に気象予測データからエリア別の停電予測を割り出し、API(アプリケーションプログラミングインタフェース)を通じてユーザー企業に提供する(図1)。

図 停電リスク予測APIのサービス提供の仕組み(出典:ウェザーニューズ資料)《クリックで拡大》

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