クラウド移行コストを漏れなく計算する3つのステップ【前編】

脱オンプレミスからのクラウド移行が「お得」かどうかを見極める方法

オンプレミスシステムとクラウドサービスのコストを比較するには、複雑な計算が必要となる。両方のコストを見積もるとき、最初に考慮すべき事項を説明する。

 オンプレミスシステムからクラウドサービスへの移行コストを算定するのは容易ではない。企業はオンプレミスシステムとクラウドサービスの利用コストの違いを詳しく把握する必要があるだけでなく、他のさまざまな要素も考慮しなければならないからだ。

 中には予想しやすいコストもある。例えばオンプレミスのストレージシステムからクラウドストレージにデータを移行するコストは見積もりやすい。一方でアプリケーションのリファクタリング(動作を変えずに内部構造を書き換えること)に伴うコストは、正確に把握することが難しい。クラウドサービスに関するスキルを持った人員の配置や、新しいアプリケーションの構築といった運用に関連するコストも見落としやすい。

 オンプレミスシステムとクラウドサービスのコストを比較するときには、本連載が示す3つのステップを踏むとよい。

ステップ1.オンプレミスシステムのコストを計算する

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