“クラウド破産”はなぜ起こるのか? 利用料金が想定外に高くなる理由“クラウド破産”の理由と対策【前編】

クラウドサービスを使っていると、利用料金が想定していたよりも高額になることがある。なぜこうしたことが起こり得るのか。

2020年06月15日 05時00分 公開
[上田 奈々絵TechTargetジャパン]

 仮想マシンやストレージなどのハードウェアをサービスとして利用できる「IaaS」(Infrastructure as a Service)、データベース管理システム(DBMS)やWebアプリケーションサーバなどのミドルウェアをサービスとして利用できる「PaaS」(Platform as a Service)などのクラウドサービスを導入するときに、検討すべき事項の一つが利用料金だ。想定していたよりも高額な利用料金が発生するといった「失敗」は、なぜ起こるのか。

 利用料金が高額になるケースとして、クラウドストレージでテラバイト単位やペタバイト単位の膨大な量のデータを管理する場合が挙げられる。外部システムへのデータの送信に対して課金するクラウドストレージの場合、構築したアプリケーションを他のクラウドサービスやオンプレミスのITインフラに移行するときに、想定外に高額な利用料金がかかることがある。こうした例以外にも利用料金が高額になるケースがあり、注意すべき点は少なくない。

クラウドサービスの利用料金が想定外に高くなる理由

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...