“クラウド破産”はなぜ起こるのか? 利用料金が想定外に高くなる理由“クラウド破産”の理由と対策【前編】

クラウドサービスを使っていると、利用料金が想定していたよりも高額になることがある。なぜこうしたことが起こり得るのか。

2020年06月15日 05時00分 公開
[上田 奈々絵TechTargetジャパン]

 仮想マシンやストレージなどのハードウェアをサービスとして利用できる「IaaS」(Infrastructure as a Service)、データベース管理システム(DBMS)やWebアプリケーションサーバなどのミドルウェアをサービスとして利用できる「PaaS」(Platform as a Service)などのクラウドサービスを導入するときに、検討すべき事項の一つが利用料金だ。想定していたよりも高額な利用料金が発生するといった「失敗」は、なぜ起こるのか。

 利用料金が高額になるケースとして、クラウドストレージでテラバイト単位やペタバイト単位の膨大な量のデータを管理する場合が挙げられる。外部システムへのデータの送信に対して課金するクラウドストレージの場合、構築したアプリケーションを他のクラウドサービスやオンプレミスのITインフラに移行するときに、想定外に高額な利用料金がかかることがある。こうした例以外にも利用料金が高額になるケースがあり、注意すべき点は少なくない。

クラウドサービスの利用料金が想定外に高くなる理由

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