ハイブリッドクラウドのコストを抑えるには、データをどこに置き、どう送受信するかを伸張に検討する必要がある。クラウドサービスの課金体系を踏まえ、検討のポイントを説明する。
各種クラウドやオンプレミスを組み合わせて運用する「ハイブリッドクラウド」に魅力を感じる企業は少なくない。しかしハイブリッドクラウドにデータを配置し、インフラ間を移動する過程で重要な問題が生じることは、あまり知られていない。
クラウドベンダーは、自社のクラウドとその外部のデータセンター間でやりとりするデータ量に基づいて課金することがある。この場合、データをクラウドとオンプレミスのデータセンター間で送受信するときに、クラウドの利用料が発生する。ハイブリッドクラウドの設計によっては、クラウドの利用料が毎月数千ドル単位で加算される恐れがある。
企業はハイブリッドクラウドを構築する際に、扱うデータの格納場所やアクセス方法を調べて、想定外のコストや、運用するアプリケーションの問題が生じないようにしなければならない。前後編にわたり、ハイブリッドクラウド環境を構築するときに確認しておきたいポイントを解説する。
ハイブリッドクラウドで構築するアプリケーションでは、データの管理方法の決定に当たって、以下の2つのアプローチが基本になる。
状況に応じて、2つのアプローチを組み合わせることも可能だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...
トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。
「ドメインリスト貸し」は何がマズい? サイトの評判の不正使用について解説
「サイトの評判の不正使用」について理解し、正しい対策が取れるにしましょう。