2019年04月22日 05時00分 公開
特集/連載

AWS、Microsoft、Googleの「ハイブリッドクラウド」製品をざっくり理解するAWS、Microsoft、Googleのハイブリッドクラウド戦略【前編】

主要クラウドベンダーであるAWS、Microsoft、Googleの3社がハイブリッドクラウド戦略を本格化させている。各社の製品と現状を紹介する。

[Alan R. Earls,TechTarget]
画像

 2018年、「Amazon Web Services」(AWS)、「Microsoft Azure」「Google Cloud Platform」の各クラウドサービスが主に力を注いだのがハイブリッドクラウドテクノロジーだった。戦略はそれぞれ独特で、それは2019年も変わらないと考えられる。これらはベンダーであるAWS、Microsoft、Googleがいずれもユーザー企業を取り込もうと取り組みを続けているためだ。

AWSはレガシーシステムの維持を支援

 AWSは当初VMwareとのパートナーシップを軸にし、ハイブリッドクラウド分野に進出した。この一環で、AWSのリレーショナルデータベース「Amazon Relational Database Service」(Amazon RDS)のオンプレミスバージョンを提供するようになった。ストレージアプライアンス「AWS Snowball Edge」を用いて、仮想マシンサービス「Amazon Elastic Compute Cloud」(EC2)の一部のインスタンスをオンプレミスで運用できるようにもした。これらの取り組みは出発点にすぎなかったようだ。

 「2018年に開催された年次カンファレンス『AWS re:Invent 2018』で、AWSはハイブリッドクラウドテクノロジーの取り組みを大きく打ち出した」。そう話すのは調査会社451 Researchでアナリストを務めるジーン・アテルセク氏だ。このカンファレンスでAWSはハードウェアアプライアンス「AWS Outposts」を発表した。企業はAWS Outpostsを自社のデータセンターに導入することで、AWSのクラウドサービスや、AWSとVMwareが共同開発した「VMware Cloud on AWS」のサービスをオンプレミスで運用できる。

 ユーザー企業にはコンプライアンス要件やライセンス条項、レガシーな依存関係が原因で、オンプレミスに保持しなければならないデータや業務がまだ存在している。「AWSは、そうしたユーザー企業を支援したいと考えている」(アテルセク氏)

 AWS Outpostsは2019年後半まで正式提供される見込みはない。そのため本稿執筆時点の2018年12月現在、ユーザー企業に向けたメッセージは基本的に「『持ちこたえろ。AWS部隊がオンプレミスのワークロード(システム)の対処に向かっている』となるだろう」とアテルセク氏は述べる。

Microsoftは強力な顧客基盤が強み

ITmedia マーケティング新着記事

news022.jpg

「サイト内検索」ツール(有償版) 国内売れ筋TOP10(2021年7月)
サイト内検索(サイトサーチ)ツールは検索窓から自社サイト内のコンテンツを正確に、効...

news139.jpg

SNSの利用時間は77.8分、Instagram利用率は50%超え――Glossom調査
スマートフォンでの情報収集に関する定点調査。スマートフォンの利用時間は順調に増加し...

news061.jpg

インフルエンサーがスポーツ観戦で最も利用しているSNSは「Instagram」――LIDDELL調べ
東京五輪の開催中に情報収集や投稿でSNSを活用すると回答した人は全体の96.9%に上りまし...