2019年03月12日 05時00分 公開
特集/連載

企業はいつ判断すべきか「AWS Outposts」はクラウドとオンプレミスの境界を曖昧にする 成功条件は?

AWSは、AWSのクラウドインフラと同等のシステムをオンプレミスに持ち込むサービス「AWS Outposts」を提供予定だ。このハイブリッドクラウドサービスが、自社のニーズに合うかどうか確認する方法を解説する。

[Alan R. Earls,TechTarget]
photo

 Amazon Web Services(AWS)のオンプレミスサービス「AWS Outposts」の詳細は明らかでないにもかかわらず、大きな注目を集めている。ただしこのサービスの導入を検討するのは時期尚早だ。

 AWS Outpostsでは、ハードウェアとソフトウェアのマネージドスタックを顧客のデータセンター内に設置する。ただし管理はAWSがする。同サービスを利用できるのは2019年末以降で、最初は機能が限定的だ。しかし注目は既に高まっている。この事実は、IT環境がハイブリッドクラウドに移っていること、そして企業のアプリケーションの構築方法と導入方法が変わっていることを浮き彫りにしている。

 「AWS Outpostsの登場は、クラウドコンピューティングの考え方が安価なサービスとストレージを備えた単なるデータセンターの1つから、ツールやサービスを完備した本当のコロケーション施設に変化していることを示す証しでもある」と話すのは、Forresterでアナリストを務めるデイブ・バルトレッティ氏だ。

AWS Outpostsを使うメリットとは

 Enterprise Strategy Groupでアナリストを務めるエドウィン・ユン氏は「AWS Outpostsは、自社のデータセンター内でもパブリッククラウドを利用したいと考える企業向けの、クラウドダウン型モデルを表している」と言う。クラウドダウン型モデルは、パブリッククラウドを既存のオンプレミスアーキテクチャの延長または補完として利用する、クラウドアップ型のアプローチとは対照を成す。

 「AWS Outpostsでは、AWSで作業しているかのようにワークロードを運用できる。他のクラウドサービスを利用したければ、ネットワーク経由でアクセスするだけだ」(ユン氏)

ITmedia マーケティング新着記事

news033.jpg

ブランドは信頼に値するか? 「イエス」は日本ではわずか38%――エデルマン・ジャパン調査
エデルマン・ジャパンは、世界8カ国、1万6000人を対象に実施した消費者意識調査の日本に...

news019.jpg

「ラグビーワールドカップ2019」がおじさんの心を動かす――CCC調査
「ラグビーワールドカップ2019」が日本で開催されたことで日本人のラグビー愛にどう変化...

news044.jpg

誰のためのBI? 本当の「アナリティクスの民主化」って? マイクロストラテジー・ジャパン社長に聞く
「エンタープライズBI+セルフサービスBI」を掲げるMicroStrategy。同社日本法人社長に話...