“クラウド破産”を防ぐには? 利用料金を予算内に収める選び方“クラウド破産”の理由と対策【後編】

想定外に高額になりがちなクラウドサービスの利用料金。予算内に収めるためには、どのような観点でクラウドサービスを利用し、選べばよいのか。

2020年06月22日 05時00分 公開
[上田 奈々絵TechTargetジャパン]

 企業がクラウドサービスを導入するときに、検討すべき事項が利用料金だ。前編「」はクラウドサービスの中でも、ハードウェアをサービスとして利用できる「IaaS」(Infrastructure as a Service)とミドルウェアをサービスとして利用できる「PaaS」(Platform as a Service)を想定し、利用料金が想定よりも高くなりがちな理由を整理した。後編はこうしたクラウドサービスの利用料金を想定内に収めるために、利用時や選定時に注意すべき点を紹介する。

 クラウドサービスの利用料金を適切に見積もって想定内に収めるには、まずは利用料金が高騰する要因を理解することが大事だ。データセンター間の通信やAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)の呼び出しなど、利用の実態を把握しづらい課金要素が、利用料金を上昇させる要因の一例として挙げられる。

クラウドサービスの利用料金を想定内に収めるには

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