テレワークの開始直後には見えにくい「4つのコスト」【前編】

「テレワークでコスト削減」は幻想 新たにかかる“意外なコスト”とは

テレワークの導入によって新たなコストが生まれることもある。その一つが、従業員宅に業務環境を整備するためのコストだ。テレワーク導入前に慎重に検討すべき「見えにくいコスト」の正体とは。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)により、企業のテレワーク導入が急速に拡大した。従業員は概してこの変化を歓迎したが、テレワークが雇用主や従業員にもたらす弊害も2021年の間に少しずつ明らかになった。雇用主にとっても従業員にとっても、2022年以降も継続したいと思える利点がテレワークにはある。だがテレワークを継続するに当たって、精査が必要な要素もある。

 その一つがコストだ。テレワークは雇用主と従業員の双方にとって、経済的な恩恵をもたらす面もあれば、想定外の支出につながる面もある。パンデミックの時代に適応するための働き方としてテレワークを維持するのであれば、経営陣はそれによってかかる“実際のコスト”を余すことなく検討することが望ましい。テレワークに伴って生じる“すぐには見えないコスト”にどのようなものがあるのか。本連載はその4つの例を紹介する。

コスト1.ホームオフィスの設備整備費

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