ストレージはどう進化しているのか【前編】

最新ストレージのトレンドは? ベンダー3社の“一押し機能”はこれだ

ストレージベンダーは近年、自社製品のデータ共有機能や管理機能を強化する傾向にある。本稿はPanzuraとQuantum、CTERA Networksの新製品の主要な機能を取り上げ、ストレージ市場の変化を説明する。

 SDS(ソフトウェア定義ストレージ)を提供するベンダーからストレージハードウェアを提供するベンダーまで、ストレージベンダーは新機能を備えた製品の開発に力を入れている。特に充実しつつあるのはどのような機能なのか。

 市場調査会社のThe Futurum Group でシニアアナリストを務めるデイブ・ラッフォ氏は次のように説明する。「オブジェクトストレージの普及やフラッシュメモリの改良に伴い、クラウドストレージへのアクセス速度が向上したことで、ストレージの設計においてオンプレミスストレージを選択する必要性が薄れている」。今後はオンプレミスストレージかクラウドストレージかに関わらず、特定の業界や用途向けの独自機能にユーザー企業の注目が集まると同氏は予測する。

 従来のストレージは単にデータを保管するためだけのシステムだったが、ユーザー企業は必要な場所にデータを移動させる機能を重視する傾向にある。「以前は企業の事業部門ごとに選んでいたストレージを、アプリケーションごとに選ぶようになるなど、選び方も変化している」と、ラッフォ氏は市場の変化を解説する。

ストレージベンダー3社が発表、最新のストレージ製品の機能とは

 ストレージベンダー3社の発表を基に、ベンダーがどのような新機能の強化を重視しているのかを見てみよう。

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