「運用自動化」の仕組みやメリット、課題とは?
運用自動化に関する技術解説の記事を紹介します。製品/サービス選定の参考にご覧ください。
運用自動化を成功させるポイント
システムの運用管理をする際は、さまざまな作業を大量に実施する必要がある。IT管理者はその各作業を手動で実行してもよい。IT管理者は日常の単純な作業をこなすだけではなく、事業部門の需要に迅速に応えなければならない。運用自動化によって日常業務を自動化することで、IT管理者は時間を確保しやすくなり、システムの改善や、新しい技術と製品のテストなど、ビジネスに付加価値をもたらす業務に専念できるようになる。
自動化ツールは、一連の正確な作業を同じ手法で何度も実行できる。人の場合は、CLI(コマンドラインインタフェース)ツールの入力ミスやサーバの設定ミス、複雑な作業の重要なステップの見落としといった間違いをする恐れがある。運用自動化はこうしたミスの削減につながる。
運用自動化の注意点
運用自動化により、システムの運用管理作業を迅速化できる。ある作業から次の作業へと移る際の人為的なミスを少なくしたり、セキュリティとガバナンスを強化したりできるといった長所もある。
IT管理者は運用自動化を実施する際、エラーをなくすことを考えなければならない。運用自動化のエラーは、人手による作業のエラーよりもはるかに速く増殖する。ルールに基づいた動作を無限に繰り返せることは、運用自動化の長所でもあるが、それが有害になることもある。
自動化対象のプロセスを設定する際に、エラーや設定ミスが生じると、自動化ツールはそのプロセスも正しいプロセスと捉えて、迅速かつ効率的に実行する。IT管理者が、あるシステムの一連の作業を自動化する際に、重要なステップを見落としたり、変数の設定を誤ったりすると、エラーの発見と修正、ロールバックがされるまで、自動化ツールはその作業を繰り返す。
2010年の米国株式市場の瞬間的暴落は、世界中の取引にダメージを与えた。これはシステムの自動化アルゴリズムの欠陥によって引き起こされた。運用自動化をする際は、自動化対象のプロセスの精査が重要になる。運用自動化による効果ではなく、運用自動化自体が目標になってしまうことがないように、プロセスそのものを見直すことが必要だ。
記事一覧
運用自動化とは メリットとデメリットを解説
運用自動化とは、システムの運用管理作業を、ツールを用いて自動化することを指す。運用自動化では、IT担当者がこれまで手作業で実施してきた作業を自動化ツールが担う。運用自動化が可能な範囲は、単一のアクションから、個々のアクションを組み合わせた一連の作業までさまざまだ。最終的に運用自動化は、IT管理者の介入なしにシステムを運用する自律型システムの実現を目指す。(続きはページの末尾にあります)
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
アクセスランキング
-
1
「Windows」の不要なファイルを安全に消して容量を空ける方法
-
2
生成AIが普及しても「技術書」を手放せないエンジニアの本音
-
3
「Microsoft 365」が乗っ取られる 跡形もなくMFAを破る手口
-
4
「最大の脆弱性は従業員」が8割 AI活用で深まるCISOの孤立と苦悩
-
5
動くコード=安全ではない AIコーディング爆速化でセキュリティ崩壊を防ぐ鉄則5選
-
6
ISMSの“コンサル丸投げ”が招く数千万円の無駄 NTTドコモビジネスの脱出劇
-
7
LINEヤフーはなぜ「社内の管理者」すら信用しないインフラを作ったのか
-
8
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
9
IT業界の女性は9割が10年で消える 人材枯渇を招く“見えない壁”の正体
-
10
ライオンが挑む「守りのIT」脱却:Google Cloudで加速させるデータ駆動型経営
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
システムの保守がモダン化を阻む? 「変えない判断」から脱却する方法とは
-
4
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
5
プログラミング不要で誰でも実現できる、ネットワーク運用管理の自動化とは
-
6
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
7
東大教授と考える、AI時代の「データ主権」「信頼性」「ガバナンス」の在り方
-
8
Linux初心者でも知らないとまずい「RHEL」「SLES」の違いとは?
-
9
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
10
ランサムウェア攻撃“究極の対策”はこれだ
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー