事例で分かる「AIOps」【後編】

エンジニア採用に苦戦した医療関連企業が「AIOps」に着手せざるを得なかった訳

新型コロナウイルス感染症による混乱が続く中、企業がビジネスを継続するにはシステムの安定運用を継続する必要がある。運用負荷を軽減する手段として、ある医療サービス企業が選んだのが「AIOps」だ。その理由は。

 AI(人工知能)機能をシステム運用に取り入れる「AIOps」によって、企業はどのような利点を得られるのか。前編「地方銀行が『AIOps』でシステム運用のアラート数を“98%以上”削減できた理由」に続き、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による混乱の中、AIOpsを使うことでシステム運用の負荷軽減に取り組む企業の事例を紹介する。

 在宅医療サービスを提供するSignify Healthは、ITチームの人材不足の問題を抱えつつも事業拡大に取り組んできた。そうした中で新型コロナウイルス感染症によるパンデミック(世界的大流行)が発生し、運用負荷の問題はさらに悪化した。

 Signify Healthの理想は、システム運用に自動化を取り入れて信頼性を向上させる「サイト信頼性エンジニアリング」(SRE)の手法を取り入れ、同社の16部門のシステムを1つのチームで横断的に運用することだ。だがそのための専門のスタッフはまだ1人しか採用できていない。

エンジニアの採用に苦戦、AIOps導入を決断した“あの理由”

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