IT自動化に対する最良かつ最も効率的なアプローチは、人手による介入を限りなく減らすことだ。そのためにはゼロタッチオーケストレーションが前提だ。だがそれだけでは足りないという。
開発と運用を連携させるDevOpsのIT専門家は、アプリケーションの展開(デプロイ)と運用に関連する労力とエラーの削減に注力している。その方法はクローズドループ、ワンタッチ、ゼロタッチ、自動化、オーケストレーション、AI(人工知能)、機械学習など現在も増え続けている。
アプリケーションのライフサイクルは、まず「ビジネスに必要なITとは何か」を評価することから始まる。最終的にはデータセンターなどのオンプレミス環境かクラウド環境またはその両方において、IT部門が問題なく、アプリケーションまたはサービスを維持することでライフサイクルが完了する。
この広範囲にわたるライフサイクル内の手順やタスク、ツールには自動化ができない幾つかの問題(ギャップ)があり、そのギャップをそれぞれ整理して埋めるために人手による介入が必要だ。アプリケーションライフサイクルマネジメント(ALM)においてこのギャップは、開発と運用両部門の作業者に負担を与え、余計な労力と作業のオーバーヘッドそしてエラーを増加させる。
そのような背景から、自動化はアプリケーションの構想から導入までの全ての工程に求められる要素だ。企業の幹部は、アプリケーションとITリソース、開発および運用プロセスの全ステップを管理できるゼロタッチの仕組み(ゼロタッチオートメーション)を求めている。ゼロタッチオートメーションには具体的な2つの目的がある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
世界のモバイルアプリ市場はこう変わる 2025年における5つの予測
生成AIをはじめとする技術革新やプライバシー保護の潮流はモバイルアプリ市場に大きな変...
営業との連携、マーケティング職の64.6%が「課題あり」と回答 何が不満なのか?
ワンマーケティングがB2B企業の営業およびマーケティング職のビジネスパーソン500人を対...
D2C事業の約7割が失敗する理由 成功企業との差はどこに?
クニエがD2C事業の従事者を対象に実施した調査の結果によると、D2C事業が成功した企業は...