人工知能(AI)の不公平な判断を指摘するツール IBMが提供開始AIシステムのブラックボックス化を解消

日本IBMが企業のAI技術活用を支援するためのサービス/ツール群の提供を開始した。中でも注目のツールは、AIエンジンが使った判断材料を分析し、検証する「Trust and Transparency capabilities」だ。

2018年10月19日 05時00分 公開
[上田 奈々絵TechTargetジャパン]

写真 IBM 吉崎氏

 日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は2018年10月4日、企業での人工知能(AI)技術活用を推進するためのサービス/ツール群「IBM Services AI Enterprise Knowledge Foundation」を提供開始した。AI技術活用の戦略策定や導入支援、人材育成といったサービスと、AI技術の運用管理をするためのツール群で構成する。目玉は同年9月20日から先行して提供しているツール「Trust and Transparency capabilities」だ。

AIシステムの判断材料を分析

ITmedia マーケティング新着記事

news141.jpg

2度あることは3度あった GoogleのサードパーティーCookie廃止再延期にアドテク各社がコメント
Googleは2024年末までに完了する予定だったWebブラウザ「Chrome」でのサードパーティーCo...

news148.jpg

天候と位置情報を活用 ルグランとジオロジックが新たな広告サービスを共同開発
ルグランとジオロジックが新たな「天気連動型広告」を共同開発した。ルグランが気象デー...

news130.jpg

“AI美女”を広告に起用しない ユニリーバ「Dove」はなぜそう決めたのか
Unilever傘下の美容ケアブランド「Dove」は、「Real Beauty」の20周年を機に、生成AIツー...