有料ツールは試用可能かどうかも選定のポイント
うんざりする作業が少しは楽に? 「Windows Server」のイベントログ監視ツール5選
Windows Serverのイベントログファイルは、パフォーマンスと運用に関する情報の宝庫だ。とはいえ、それを何十台も監視するのは大変な作業だ。ログ監視を少しでも効率化するための有料・無料ツールの一例を紹介する。
Windowsのイベントログファイルは、サーバのパフォーマンスと運用に関する情報の宝庫だ。ただし、イベントログファイルから定期的に情報を探すのはうんざりする作業である。データセンターで運用しているサーバの台数が多い場合は、特にそうだろう。
米Microsoftの「Windows Server」はデフォルトでイベントログを「アプリケーション」「セキュリティ」「システム」のセクションに分類している。また、イベントログファイルは各サーバのローカルに保存される。
イベントログの監視ツールは有料無料を含めて多数存在する。そのため、自分のニーズに最適なツールを見極める必要がある。どのツールを選んでも、最初に待ち受けているのは大量の作業だ。監視ツールがログファイルから収集した数々のエラーをクリーンアップして修正するか、無視する作業は避けて通れない。ノイズを解消すれば、Windowsサーバのメンテナンスとトラブルシューティングに非常に役立つツールの完成だ。
本稿ではログファイルの監視ツールを幾つか紹介する。ただし、世の中には監視ツールがごまんと提供されている。本稿で取り上げるのは、ほんの一例にすぎないことに留意されたい。
無料のログ監視ツールと有料のログ監視ツール
無料のローエンドツールでは、Microsoftの「Windowsイベントビューアー」のサブスクリプションオプションを試してみてほしい。複数のPCからイベントログファイルを収集して確認できる中心点を作成することが可能だ。「エラーと警告」などのフィルターを提供することもできる。ファイルは毎日確認して、エラーを修正することができる。これはログ監視の最もシンプルなものだ。そのため、リアルタイムのエラー警告機能は備わっておらず、特定のエラーを非表示/無視して簡単に結果を管理することもできない。
無料だが、より多機能で複雑なのが「syslog」と米Elasticの「ELK」スタックだ。syslogはメッセージをログに記録するための標準規格で、さまざまな種類、ビルド、アドオンが存在している。ELKスタックには、「Elasticsearch」「Logstash」「Kibana」がある。syslogやELKスタックは、Windowsイベントビューアーなどのソースからログを収集して照合する。まずイベントログの監視から始めて、それからMicrosoftの「Internet Information Services」や「SQL Server」など、Windowsイベントビューアー以外のアプリケーションからアプリケーション固有のログを収集することをお勧めする。
有料のログ監視ツールには、有名なものが2つある。それは、米SolarWindsの「SolarWinds Log & Event Manager」と米Splunkの「Splunk」だ。Splunkには、オンプレミス版とSaaS(Splunk Cloud)がある。ただし、これらの製品はログ監視ツール市場ではハイエンドの部類に入り、簡単には実装できない。
有料またはエンタープライズ版のイベントログ監視ツールは、Windowsイベントビューアーを含むあらゆる種類のログに対して大量の情報や警告を提供する。ただし、小規模なITチームが管理する場合は複雑過ぎるかもしれない。
SplunkやSolarWindsのようにデモを提供しているベンダーを探してみてほしい。デモを見れば、ご自分のサーバ環境でこうしたツールがどのように役立つか、その感触をつかめることだろう。
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