伝統が支えるビジネス向けモバイルの魅力
徹底レビュー:仕事一筋のビジネス向けノートPC「ThinkPad T470」の実力は?(1/3 ページ)
Lenovoの「ThinkPad T470」は桁外れのバッテリー持続時間とトップクラスのキーボードによって、ビジネス向けノートPCとして魅力的な選択肢の1つになる。
テクノロジー企業は革新を起こせないと厳しく批判されることが少なくない。だが、優れた製品に手を加える必要はあるのかを問うことに価値が見いだされる場合もある。Lenovoの「ThinkPad T470」で採用されているのは、そのような考え方だ。ThinkPad T470は、実に「ThinkPad」らしい製品だ。Lenovoの人気ビジネスモデルであるThinkPadをよく知らないユーザーのために説明しよう。ThinkPadには、頑丈で息の長いデザインが採用されており、実証済みの信頼性が備わっているという特徴がある。強烈な個性やセンスの良さはない。だが非常に高速なPCIe SSDと業界最高峰のキーボードが採用されている。また、これまでにTechTargetがレビューしたビジネス向けノートPCの中でも屈指のバッテリー持続時間を誇っている。残念ながら、型にはまっているということは、ThinkPad T470が完全なビジネス仕様であることを意味する。薄暗いディスプレイや安っぽいオーディオでは、マルチメディア指向のヘビーユーザーには物足りないだろう。
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構造とデザイン
厳密に言うと、ThinkPad T470の筐体は新しいデザインが採用されている。だがそれでも、他のLenovoの「ThinkPad T」シリーズのノートPCと外観がほとんど変わらない。シンプルですっきりとした、正方形に近い形の黒の筐体デザインになっている。柔らかな手触りのディスプレイパネルは触り心地が良い。ディスプレイカバーの右下隅には調和した"ThinkPad"のロゴが配置されており、キーボードデッキの右下隅にもこの象徴的なロゴが他のモデルと同様に鎮座している。
ThinkPad T470のサイズは約336.6×232.5×19.95ミリ、重さは約1.6キロだ。類似スペックの「ThinkPad T460」と比べて多少の薄型化と軽量化がなされている。なお、大型の6セルバッテリーを搭載したモデルの重さは約1.8キロになる。わずかでも小さくなっているのは喜ばしい。それから、もっと興味を引きそうな変更が加えられている。それは、ThinkPad T470の内部構造へのアクセスだ。新しい筐体のデザインでは、キーを簡単に修理したり取り換えたりすることが可能になっている。必要な作業は、万能工具を用意して、ねじを2つ取り外すだけだ。
内部構造に簡単にアクセスできようになっただけでなく、Lenovo T470には非常に優れた耐久性も備わっている。素晴らしいことに、軍用規格の認定試験(MIL-STD 810G)の12項目に準拠しているのだ。この試験では、システムに対するさまざまな脅威がカバーされている。具体的には、湿度、高振動、機械的衝撃、低温、高温、高高度、温度衝撃、砂塵などだ。ThinkPad T470はdTPM暗号化機能も搭載している。Intelの「Core i5-7300U」や「Core i7-7600」を搭載した上位モデルは、Intelの「vPro」リモート管理機能にも対応している。さらに、矢印キーの右側にはSynapticsの「Match-in-Sensor」指紋センサーが組み込まれている。
端子
ThinkPad T470は接続性が非常に優れており、豊富な端子が用意されている。左側面には、電源コネクター、USB 3.0端子、Intelの「Thunderbolt 3」とUSB Type-Cの兼用端子、スマートカードリーダー。右側面には、Kensingtonセキュリティロックのスロット、SDカードリーダー、イーサネット端子、Always on USB 3.0端子、HDMI端子、USB 3.0端子、3.5ミリオーディオジャックが配置されている。
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