ユーザーニーズを超える「大容量・高密度オールフラッシュストレージ」が必要な訳そのメリットを理解できない企業は負ける(1/2 ページ)

高密度・大容量のオールフラッシュストレージアレイは現時点では顧客の需要を超えるほどに破壊的な技術だが、いずれ企業はその必要性を認識するだろう。

2017年01月18日 12時00分 公開
[Scott SinclairTechTarget]
ベンダーや専門家が「これからはオールフラッシュ一択」と訴えるほどには、ユーザー企業に普及していない。それは「高すぎる性能」の必然性を感じていないからだ

 IT技術の世界はこの数年で相次ぐ革新を経験し、オールフラッシュアレイ市場、クラウド、コンバージド製品が急速に市場シェアを確保しつつある。そうした新製品やサービスの中には特定のニーズを満たすものや段階的な進歩を示すものがある一方で、もっと破壊的なものもある。ITに対して先駆的に取り組んでいる人々にチャンスをもたらすのは、そうした破壊的な技術だ。

 このチャンスは、技術が生み出す本質的なメリットにのみ起因するものではない。そうしたメリットを最大限に活用するために必要な学習過程にも内在する。真に破壊的な技術が登場するとき、その隠れた能力とメリットを最大限に発揮する方法をすぐに理解できる人はほとんどいない。だがそれが分かる人は最大限の見返りを手にできる。

 ユーザーが期待する具体的な要望や性能要求を明らかに超えていると思える破壊的な技術の1つが、オールフラッシュアレイ市場における「高密度性」だ。

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