RAM容量1TBで1000の仮想マシン実行
Windows Server 2016の「Nano Server」、驚異の高密度は何を生み出す?
「Nano Server」は「Windows Server 2016」で登場した新しい機能だ。このミニサイズのサーバがいかにパワフルで安全であるかを解説する。
Nano ServerはWindows Server 2016で新たに導入したヘッドレス版のWindows Serverで、必要最小限の機能だけを備えた軽量版サーバだ。「Hyper-V Container」「Storage Spaces Direct」と並ぶWindows Server 2016の3大新機能の1つといえる。
Windows Server 2012世代で導入していた「Server Core」よりさらに小さい。完全版のWindows Server 2016と比べて導入に要する仮想ストレージ容量は93%減少し、重要な更新は92%減り、必要な再起動も80%少なくなるという。この違いはクラウドサーバのワークロードを軽減でき、クラウド実装にとって大きく貢献する。
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Nano Serverのメリットとは
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Windows Server 2016の新機能をチェックする
Nano Serverは、完全版のWindows Serverよりはるかに多数のインスタンスを実行でき、高密度化に役立つ。これはクラウドアプリケーションを開発する場合に重要だ。Microsoftが実施した調査の結果によると、RAM容量1TBのNano Serverで1000個のNano Server仮想マシンを実行できたという。Nano Serverがいかに高密度化などのメリットをもたらすかを示す数字だ。
サイズを小さくしたことで攻撃対象領域も小さくなるため、OSのセキュリティも向上する。さらに、GUIやブラウザも持たないため、このことも攻撃対象領域の大幅な縮小をもたらし、結果として安全性の向上に貢献する。
一方、管理方法がこれまでと異なるというマイナス面もある。ユーザーインタフェースが一切ないのでローカル構成だけではログインすらできず、リモート操作でしか管理できない。このことが習得の壁となり、多くの企業でNano Serverの導入までに時間がかかる要因になるだろう。Server Coreでも管理の難しさが普及を阻む原因になった。
しかし、Nano Serverがもたらす高密度化とセキュリティ向上のメリットは大きい。アプリケーション開発、それもクラウドアプリケーション開発は確実にこうした方向へ進んでいくだろう。
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