費用対効果を向上させるには
モバイルアプリ開発の成功に必要な5つのヒント
適切な準備をしなければ、アプリ開発は複雑になり得る。幸先良くプロセスを開始し、最適なツールを武器に開発における無理、無駄を回避しよう。
法人用モバイルアプリ開発は「複雑なプロセスで費用対効果が低くなる」か「シンプルなプロセスで費用対効果が高くなるか」のどちらにでもなり得る。自社のアプリ開発は当然後者で進めたいところだ。本稿ではそのために幾つかのヒントを紹介する。
併せて読みたいお勧め記事
モバイルアプリの成功に必要なものとは
モバイルアプリ開発者以外も知るべき情報
重要な決断を早くする
法人向けのモバイルアプリ開発に着手するときはどこから始めるか戸惑ってしまうかもしれない。一連の決定を早めにすれば開発の第一歩を踏み出しやすくなる。まずは開発するアプリがどのデバイスでの動作を想定しているのか、アプリをネイティブアプリにするか、Webベースのアプリにするか、または両方を併せたハイブリッド型にするかなどを決めるといい。
開発者はネイティブアプリを開発する場合、一から開発する必要があるため、開発はより複雑かつコストが高くなるが、ネイティブアプリは一般的に他の種類のアプリよりもパフォーマンスが良い。Webベースのアプリ開発はネイティブアプリ開発よりも簡単かつ安価になる。ハイブリッドアプリ開発はこの中間に位置する。ハイブリッドアプリの開発においては、Webアプリの開発と同様に、オープンソースの標準技術を利用できるだけでなく、デバイスにもともと備わっている機能も活用できる。
費用削減のために計画を練ろう
計画なしでモバイルアプリ開発に着手すると、開発費用の壁にぶつかり、思いがけない痛い目に会うことがある。失敗をしないためにも、いきなりプログラムを書くのではなく、ワークフローやインタフェースなどを検討し、計画に落とし込もう。Webやスマートフォンのサイトやアプリの設計に使えるデザインテンプレートの提供サイト「Interface Sketch」などを利用すると、検討が進めやすくなるのでお勧めだ。
アプリに搭載する機能が多くなり過ぎないように最初に優先順位を付けよう。重要な点、つまり重要で必要な機能とは何かという観点で精査することが大切だ。よくある機能をたくさん詰め込むのではなく、目的にしっかりと合った機能を幾つか備えたアプリを設計しよう。
MADPの利用を検討する
アプリの開発を容易にし、費用を抑える別の方法としては、モバイルアプリ開発基盤(MADP)を使用する方法がある。このツールを使えば、企業は開発、テスト、リリース管理などの開発ライフサイクルを一元的に把握できる。MADPの中には「クロスプラットフォーム開発ツール」が含まれていることがある。これは単一のOS向けに開発したアプリを別のOSにも展開できるようにしたものだ。OSごとに異なるバージョンのアプリを開発しなくて済むので開発負荷も開発費用も抑えられる。
MADPにはさまざまなメリットがあるが、制限もある。既存のシステムとの統合を前提としたアプリ開発では、MADPは全ての機能を使うことができない。既存システムとの連携部分は独自に処置が必要となってくるだろう。また、MADPベンダーのスケジュールや意志決定によって変更される仕様に従う必要もある。
RMADがプロセスを簡単にする
経験の浅い開発者、または開発者が全くいない企業には高速モバイルアプリ開発(RMAD)の検討をお勧めする。RMADはコードをほとんど、場合によっては全く必要としない開発をするために事前に用意されたコンポーネント(部品)を組み合わせて使用する方法だ。
RMADを用いれば管理や開発のリソースは少なくて済み、企業は開発費用を節減できる。企業はワークフローの再構築や新しいセキュリティモデルの構築などでアプリを再開発しなければならないリスクを軽減できる。プログラムの書き直しが不要でコンポーネントの再構築で対処できるためだ。RMADの中には簡単にディレクトリサービスまたはID管理などの既存のさまざまなツールに統合できるものもある。
しかし、高度にカスタマイズしたネイティブアプリの開発を考えている企業にはRMADが備えているものよりも高度な管理機能が必要になるだろう。
セキュリティを二の次にしない
企業におけるモバイルアプリ開発でセキュリティの検討を後回しにしない方が良い。実際に、後でセキュリティの問題に高いコストを支払いたくないなら、アプリの開発プロセスの初期にセキュリティを検討すべきだ。
強固なセキュリティ戦略を実施するには、多要素認証などの権限付与技術や認証技術を使用してほしい。また、開発するアプリが必ず、クラウドベースの他のシステムと安全にデータのやりとりをできるようにすることだ。デバイス上に機密情報を保存せず、最新の暗号化技術を活用したい。
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