2018年02月22日 05時00分 公開
特集/連載

パブリッククラウド最新動向AWS、Azure、Google “クラウドビッグスリー”の倒し方 ニッチ企業はどう戦っているか

パブリッククラウド市場シェアはAmazon Web Services、Microsoft、Googleといった大手ベンダーが占める。だがそれ以外の企業も逆転のチャンスは残されているという。

[Trevor Jones,TechTarget]

関連キーワード

Google | Amazon Web Services | Microsoft Azure | SaaS


画像 無数にあるクラウドの動向

 真の競争力を持つパブリッククラウド事業者の顔触れは、まだ完全には固まっていない。だが野心を持つ企業がその顔触れに加わるためには、先行企業に比べてかなり大きな優位性を持つ必要がある。

 Amazon Web Services(AWS)とMicrosoftは、拡大を続ける「ハイパースケール」と呼ばれる規模のパブリッククラウドベンダー2大勢力である。両社のサービスはITの新しい分野にまで広がりを見せており、Googleもこの分野に参画している。だが、それ以外のベンダーとなると途端に数が少なくなる。何年間もパブリッククラウドとプライベートクラウド大手ベンダーたちが激しい浮き沈みを繰り返した。その中で生き残り、世界規模での競争に挑むことができている企業は一握りだ。

 業界関係者は、限られた少数の企業には、今からでもAWSに挑戦する余地があると見ている。だが残された時間は少ない。では、どの企業が一流のスタープレイヤーになれるのか。レガシーベンダーのIBMやOracleには、当然ながら可能性があるが、それぞれの長所と短所がある。一部の新興ベンダーもこうした勢力に加わりたい意向だ。ハイパースケールのクラウドベンダーの“まね”ではない、他の手段で生き残る道が見つかるかもしれない。

Amazonのクローンを目指したAlibaba Cloud

 中国のクラウドベンダー大手Alibaba Cloud(以下、Alibaba)は業界のダースホースとも呼べる存在で、売上高はAWSなどの最大手には程遠いものの、この数年の間に著しく成長した。同社は2009年に開設し、世界16地域にまたがって100万以上の顧客を抱える。特に自国である中国では強力な地盤を築き、2016年11月には欧州に初のリージョンを開設した。

 IT専門調査会社であるIDCのアナリスト、フランク・ジェンス氏によると、純粋にインフラのみで判断した場合、AlibabaはIDCのクラウドベンダーランキングで4位に位置する。Alibabaはまだ北米では競合を脅かす存在にはなっていないが、サービスを向上し、高水準のサービスを実現すれば、大手にとって脅威になる可能性はある。

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news042.jpg

訪日外国人観光客が礼賛、おもてなし力が高い日本の都市トップ10――Airbnb調査
訪日外国人旅行者の目的が体験型消費に移行しつつあるといわれる中、どのような都市が高...

news033.jpg

Facebook日本進出から10年、個人情報不正利用問題が広告事業に与える影響は?
Facebook日本進出10周年に当たり、フェイスブックジャパンは記者向けの説明会を開催。気...

news114.jpg

LINE、QRコード読み込みで即時抽選ができる店頭販促支援サービス「LINEインスタントウィン」を提供
LINEは、「LINE」を活用した店頭販促ソリューション「LINE SP Solutions」の新メニューと...