フィッシングなど、メールによるサイバー攻撃を防ぐ
フィッシングメールをワンクリックで管理者に報告 プルーフポイントが訓練サービス
日本プルーフポイントが従業員訓練を中心としたメールセキュリティサービスを提供開始した。従業員のフィッシング対策用Web教材や、不審なメールをワンクリックで管理者に報告できるサービスなどをそろえた。
日本プルーフポイントは2018年7月25日、フィッシング対策の従業員訓練に特化したクラウドサービス群「Phishing Simulation and Security Awareness」の提供を開始した。フィッシング攻撃のシミュレーションと、セキュリティに関する訓練用のWeb教材(トレーニングモジュール)を中心としたサービス群だ。トレーニングモジュールは、eラーニングの標準規格であるSCORM形式のファイルとしてダウンロードすることも可能。
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Phishing Simulation and Security Awarenessは以下のサービスで構成される。
- 従業員が、自身に届いた不審なメールを管理者とProofpoint(日本プルーフポイントの米本社)に報告する「PhishAlarm」
- PhishAlarmで報告されたメールを分類し、管理者に向けてフィッシング対策を確認、実践するための情報を提供する「PhishAlarm Analyzer」
- フィッシング攻撃のシミュレーションにより、従業員が正しいフィッシング対策を取れているかどうかテストする「ThreatSim」
- サイバー脅威に関する設問によって、従業員の脅威への理解度を測定する「CyberStrength」
- 従業員がセキュリティリスクを回避する知識を身に付けるための約30種類のトレーニングモジュール
中核サービスはPhishAlarmとPhishAlarm Analyzerだ。PhishAlarmはメールクライアントに、不審メール報告用のボタンを設置。従業員はそのボタンをワンクリックすることで、管理者やProofpointに不審なメールを報告できる。報告されたメールはPhishAlarm Analyzerを使って収集・分析が可能。「実際に攻撃されたときに、従業員が『不審なメールだ』と認識できたかどうかが分かり、訓練の成果が可視化できる」と、日本プルーフポイント代表執行役社長のフェゼック・ローン氏は説明する。
PhishAlarmでProofpointに報告された不審なメールの特徴は、同社のメールセキュリティ対策製品の機能強化に生かすという。PhishAlarmは、Windowsで動作する「Outlook 2010/2013」、WindowsまたはmacOSで動作する「Outlook 2016」といったメールクライアントソフトウェアに加え、クラウドサービスの「Office 365」「Gmail」でも利用可能。
Phishing Simulation and Security Awarenessは、ユーザー企業の求める従業員訓練とフィッシング対策のレベルに合わせた3種類のエディション(表)を用意する。
| サービス/エディション | Anti-Phishing | Foundations | Enterprise |
|---|---|---|---|
| PhishAlarm | ○ | ○ | ○ |
| PhishAlarm Analyzer | ○ | ||
| ThreatSim | ○ | ○ | ○ |
| CyberStrength | ○ | ○ | |
| 利用できるトレーニングモジュール数 | 3 | 12 | 全て |
人をだましてIDやパスワードといった重要情報を盗むフィッシングは、大規模なサイバー攻撃の起点となることも少なくない。フィッシングは人の脆弱(ぜいじゃく)性を突く攻撃のため「人(従業員)への教育を中心としたセキュリティ対策をする必要がある」と、Proofpoint サイバーセキュリティ戦略担当ディレクターのアデニケ・コスグローブ氏は強調。その具体策としてPhishing Simulation and Security Awarenessを訴求する。
Phishing Simulation and Security Awarenessは、Proofpointが2018年3月に買収したWombat Security Technologiesのサービス群をベースにしており、料金は年額制。Phishing Simulation and Security Awarenessと従来のプルーフポイントのメールセキュリティ製品を組み合わせて、「People-Centric Security 脅威対策ソリューション」として同日提供開始する。
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