現段階の判断はいかに
「Apple Watch」を仕事に使うって本気ですか?
「Apple Watch」は現在、最も注目されているスマートウオッチだ。そのスペックとコスト、機能などを説明しながら、ビジネス利用の可能性を探る。
スマートウオッチは本当に必要なのか? 一言でいえばその答えは「ノー」だった。米Appleが満を持して「Apple Watch」を市場に投入するまでは。
本稿では、Apple Watchのスペック、コスト、ビジネス利用の可能性に注目する。なお、Apple Watchは既存のiOS端末と連動してはじめて真価を発揮するデバイスであることを覚えておこう。
Appleが新製品で市場を創出することはまれである。だが、同社が市場に参入するときはいつも非常に優れた製品を用意する。Apple Watchもこの例に漏れず、高級感と機能面において、米Googleの「Android Wear」に攻勢を掛けている。Apple Watchは、「iPhone」の小型版として機能し、音声アシスタント機能「Siri」やメッセージングをはじめ、多くのアプリを利用できる。
サイズは38ミリと42ミリの2種類。Apple Watchと「Apple Watch Sport」、そして高級版の「Apple Watch Edition」の3つのエディションがある。機能に違いはないが、ケースの素材と交換可能なバンドの形質が異なる。シルバーアルミニウムケースのApple Watch Sportには、耐久性の高いラバーバンドが付属する。Apple WatchとApple Watch Editionには、それぞれステンレススチールケースと18Kイエローゴールドケースにレザーバンドやスチールバンドが付属する。
ビジネス利用での利点と欠点
Apple Watchは画面のスワイプやタップと、デジタルクラウン(竜頭)を組み合わせて操作することができる最先端のウェアラブル端末だ。素早いやりとりを行ったり、通知や情報を一目で確認したりするのにとても便利である。また、ハンズフリーで作業が行えるため、建築や製造業の現場においても役に立つだろう。
ただ、iPhoneでもほとんど同じ機能をもっと優れた方法で利用できる。Apple Watchの機能をフル活用するにはiPhoneと連動しなければならない。こうした点を考慮すると、Apple Watchは冗長であると言わざるを得ない。現段階では、ビジネスユーザーがApple Watchを所有すべき理由はない。もちろん、iPhoneやiPadが登場したときも、多くの人々が同じように主張していたことに触れておかなければ公平ではないだろう。
価格は、Apple Watch Sportの38ミリモデルが4万2800円(税別、以下同)、42ミリモデルが4万8800円、Apple Watchの38ミリモデルが6万6800円、42ミリモデルが7万1800円、Apple Watch Editionの38ミリモデルが128万円、42ミリモデルが148万円となっている。
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