お手本は「iPhone」――「Apple Watch」のビジネス利用はどこまで期待できる?決して無視できない「WYOD」

ウェアラブル端末の業務利用が進むことで、「WYOD」(Wear Your Own Device)の時代がすぐそこまで迫っている。IT部門は今、ウェアラブル端末の管理とセキュリティという新たな課題に直面しようとしている。

2015年03月20日 15時00分 公開
[Lisa PhiferTechTarget]

 ウェアラブル端末が一般に浸透しようとしている中、IT部門は端末の管理やセキュリティ対策を準備する必要がある。時計や眼鏡型のスマートデバイス、健康やフィットネス情報の活動量計をはじめとするウェアラブル技術は、IT部門に新たな課題をもたらす可能性がある。

 全米家電協会(CEA)が2015年1月に発表した半期報告書によれば、ウェアラブル端末市場は2015年に急成長するという。その出荷台数は3090万台、2014年と比べて61%の増加になると見積もっている。また、スマートウオッチは、韓国Samsung Electronicsの「Gear S」や米Appleの「Apple Watch」など最新の製品に後押しされて、359%の急成長を遂げると予想している。

 Appleの「iPhone」がBYOD(私物端末の業務利用)のきっかけとなったのと同じように、Apple Watchなどの新製品が「WYOD」(Wear Your Own Device)のトレンドを生み出すことになるだろう。エンタープライズ市場もこの潮流を決して無視することはできない。

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ウェアラブル技術の業務利用

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