今だから必要となるインフラ投資
塩漬けレガシーアプリからの脱却、モバイル対応で実はどうにかなる
一般企業ではレガシーアプリと関連インフラのメンテナンス伴うコストでIT予算の大部分を食いつぶしている。アプリのモバイル対応で、そこからの脱却を図ることができるかもしれない。
アプリケーションのモバイル対応の拡大は、レガシーアプリケーションと関連インフラのメンテナンスに掛かる高額なコストを削減するためのきっかけになるかもしれない。
米VDC Researchによれば、一般的な企業では競争上のニーズ変化に対応できないレガシーアプリケーションのメンテナンスコストにIT予算の大部分を費やしている。だがセキュアで機能豊富なモバイルアプリケーションは、日常業務を合理化して生産性を高めるための新しい手段を提供してくれる。
その理由からVDCでは、モバイル対応の実現がインフラ投資を促す大きな要因になると見る。企業には、レガシーアプリケーションと関連インフラのメンテナンスのコストがIT予算の中で不相応に大きな部分を食いつぶしているという認識がある。
最も有用なモバイルアプリケーションは、バックエンドサービスと接続できる。しかしこのアプローチは、管理やセキュリティ、サポートの面でIT部門にとっての課題を生じさせる。いずれはリアルタイムの相互接続性や柔軟性、管理のしやすさを追求した現代のインフラへの投資が必要になる。
セキュアなモバイルインフラ要素
コンシューマー指向のモバイルアプリケーションから恩恵を受けられるチャンスが一層鮮明になる中で、IT部門はユーザーのコントロールを失う危険にさらされている。重要なモバイルアプリケーションをどうユーザーに届け、新しい働き方が企業のインフラにどう影響するかを考え直す必要がある。
企業のモバイル対応の実現ペースが遅ければ、ユーザーはいら立ちを募らせ、シャドーIT化が勝手に先へ進んでしまうかもしれない。
コントロールを維持するためにはIT部門がモバイルアプリケーションを導入できる動きの速さを見せるだけでなく、ユーザーが期待するサービス品質やユーザーエクスペリエンスを提供できることも示さなければならない。これが複雑になるのは私物端末の業務利用(BYOD)制度を管理する場合だ。中でも従業員が年中無休で企業データにモバイルからアクセスできるようにした場合、特に複雑になる。
ユーザーの私物端末を真にBYODできるようにする上で、セキュリティは依然として大きな障壁だ。セキュリティの様相は常に変化する状態にあり、IT部門にとっては複数のプラットフォームで多数のモバイル端末を管理して、セキュアに保つための手段の検討が課題になる。ネットワーク周りのセキュリティ確保は企業では当然の対策だが、モバイル化が進む環境ではそれが常に十分とは限らない。無線接続の普及やアプリケーションが無制限に利用される可能性を考えると特にそれがいえる。
今後のモバイル投資
企業のモバイル対応を効率的に導入するに当たり、企業はさらに先進的な技術が必要になる。これまでのところ、モバイルIT投資は大部分をエンタープライズモバイル管理製品が占めていた。しかし、下記のような主要なモバイルインフラ要素も投資が必要になる。
- エンタープライズスモールセル(小型でカバー範囲の狭い携帯電話基地局のこと)
- ネットワークアクセス管理
- 次世代ファイアウォール
- VPN(Virtual Private Network)
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