「モバイルデバイス管理(MDM)」はもう“オワコン”なのか「MDM」から「MAM」、そして「MIM」へ

スマートデバイスの運用管理やセキュリティ対策に重宝されてきたモバイルデバイス管理(MDM)。だが私物端末の業務利用(BYOD)をはじめとする環境変化は、MDMのカバー範囲を超える課題を生み出し始めた。

2015年04月02日 08時00分 公開
[Dan SullivanTechTarget]

 新しい端末を導入するたび、会社にはセキュリティに対する懸念が生じる。「端末の紛失時にどう対処すべきか」「承認済みのアプリケーションのみにアクセスを制限することが可能かどうか」など、シンプルなものから複雑なものまで懸念は幅広い。

 モバイル端末のガバナンスとセキュリティ対策が進化した結果として生まれたのが、「モバイルデバイス管理(MDM)」「モバイルアプリケーション管理(MAM)」「モバイル情報管理(MIM)」といった製品だ。これらは全て、IT部門が会社を保護するために必要な「制御」と、従業員がモバイル端末に求める「操作性」のバランスを取ることを目的としている。

モバイル端末活用に関する用語とテクノロジー

ITmedia マーケティング新着記事

news112.jpg

「インクルーシブマーケティング」実践のポイントは? ネオマーケティングが支援サービスを提供
ネオマーケティングは、インクルーシブマーケティングの実践に向けたサービスを開始した...

news135.jpg

Xが新規アカウントに課金するとユーザーはどれほど影響を受ける? そしてそれは本当にbot対策になるのか?
Xが新規利用者を対象に、課金制を導入する方針を表明した。botの排除が目的だというが、...

news095.jpg

Googleの次世代AIモデル「Gemini 1.5」を統合 コカ・コーラやロレアルにも信頼される「WPP Open」とは?
世界最大級の広告会社であるWPPはGoogle Cloudと協業を開始した。キャンペーンの最適化、...