スマートフォンユーザーなら必携
徹底レビュー:Gmail以来の衝撃、容量無制限「Google フォト」がステキすぎる(1/2 ページ)
「Google Photos」は「Gmail」以来、Googleが放った最も優れた製品といえるそうだ。まるで、プロフェッショナルがあなたに代わって写真の保管、整理、編集をしてくれるような製品なのだ。
見事な仕事振りを見せてくれる「Google Photos」
多くの人々が面倒と感じている作業を自動化してくれる機能を備えた便利な写真整理アプリは多数存在する。米Googleはこうした製品を全部け散らしてしまうようなアプリをリリースした。「Google Photos」(日本語名「Googleフォト」、以下同)である。これは「Gmail」以来、Googleが放った最も優れた製品といえるかもしれない。まるで写真の保管、整理、編集のプロフェッショナルを雇ったような気持ちにさせてくれる製品だ。しかもこのプロフェッショナルは24時間休みなく働いてくれるのだ。
われわれがGoogle Photosで最初に気付いたことは、“Google Photos”という名前はこのアプリの特徴を正確に表していないということだ。いや、控え目なネーミングというだけなのかもしれない。実際、Google Photosはスナップ写真と動画を整理してくれるのだ。その主要な機能は、あらゆるものを1カ所(後述するGoogleのクラウドストレージ)にまとめて整理するという面倒な作業を引き受けてくれるということだ。しかもその仕事ぶりは見事だ。だがこれは氷山の一角にすぎない。
関連記事
多くのユーザーを持つ「Gmail」
革新的といわれた「Google Glass」
Googleによるプライバシーへの懸念も
Googleならではの検索・分類機能
Google Photosは写真や動画を日付によってフォルダに分類するだけではない。顔認識機能とジオタグ機能を利用して、テーマ別に写真と動画を分類してくれるのだ。これにより、人や場所、物を自動的に特定することが可能になる。“ペットの犬の写真”を全部探したいと思ったら「dogs」(犬)で検索すればよく、“去年の休暇の写真”を探すのであれば、例えば「lake」(湖)で検索すればいいのだ。
検索精度は非常に高いが、Google Photosの信頼性を疑わせるような突拍子もない検索ミスも時折発生する。われわれのテストでは、Google Photosは「ハヤブサ」の写真を正しく認識できず、「犬」の写真の分類に含めてしまった。公平を期すために付け加えると、このハヤブサはフードをかぶっており、猛禽類(もうきんるい)の鳥がこのフードをかぶると、少し間抜けな感じに見え傾向がある。笑ってしまうような誤認識は他にもあった。「一切れのピザ」を「木」と認識したのだ。だがGoogleの画像検索機能をリリース当初から利用しているユーザーは、Googleの画像認識技術が大きく進歩したことを知っている。この機能は今後もますます良くなるに違いない。
クラウドとも親和性が高い
発展途上にある画像認識技術が時折犯すミスの埋め合わせをする、というわけでもないだろうが、Googleは写真と動画を容量無制限でクラウドに無償で保存できるというサービスも導入した。ただし、写真のサイズは1600万画素まで、動画品質はHD1080pまでという制限がある。ブラウザでの高速表示を可能にするためにファイルは圧縮される(これはアップロードされた全ての画像と動画に無条件で適用される)。だがユーザーは圧縮されていない元のファイルをダウンロードできる。
自動バックアップ機能を利用すれば、クラウドへのバックアップが簡単に行える。この機能は有効/無効にできるだけでなく、無線LANが利用可能なときにだけ有効になるように設定することもできる。また、バックアップの設定で大きな写真と動画は自動的に圧縮するように指定しておけば、その都度指定する手間が省ける。
画像と動画をオリジナルの高品質で保存することも可能だが、その場合は、無償のクラウドストレージは利用できず、「Google Drive」(Googleドライブ)の空き容量を使用する必要がある。Google Driveは最初の15Gバイトまで無償だ。この限度を超えると料金が発生する。圧縮された状態でも細かい文字を読むことはできる。保存サイズは「Photos Help」(フォトヘルプ)から変更できる。だが明らかにされていない問題もある。例えば、特定のフレームレートで撮影した動画に制限が課せられるかどうかは不明だ。
Google Photos上では標準的な切り抜き、露光量、色の変更といった基本的な編集が行える。フィルタも何種類か用意されているが、「Instagram」に見られるような本格的なフィルタではない。共有機能も大方の予想通りで、モバイル端末にインストールされたアプリがサポートされる。
「Assistant」(アシスタント)という機能は面白いけれども、やや安っぽい感じがする。これは、同じようなアングルから撮影した写真を使って自動的にコラージュやアニメーションを作成するという機能だ(つまらないと思う人は、Assistant機能を無効にすることもできる)。この処理は手作業でもできるが、やはりアプリが勝手に作成した作品を見る方がずっと楽しい。われわれのテストでは、とても印象的な作品も見受けられた。
基本的にモバイル端末での利用を想定し、デスクトップ/ノートPCでの利用は第二義的な扱いとなっているGoogle Photosは、シンプルですっきりとしたユーザーインタフェースを備え、操作も簡単だ。リストをスクロールしなくても、ピンチ操作でファイル表示を拡大/縮小できる。写真を1枚ずつ確認したいときはピンチインして、年別の分類を表示させたいときはピンチアウトする、といった具合だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社キーエンス] なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは -
製品資料
[株式会社セールスフォース・ジャパン] 「CRMは設計と無関係」は本当か? PLMとの融合で実現する高速開発 -
事例
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] AIエージェントの時代にどう備える? 「新たな働き手」を支える3要素とは -
製品資料
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] “横並びの自動化”から脱却、AI活用で生産性と競争力を高める秘訣 -
製品資料
[サイボウズ株式会社] AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
2
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
3
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
4
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
5
「中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティ運用実態」に関するアンケート
-
6
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
7
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
8
情報漏えいはなぜ繰り返されるのか 今すぐ見直すべき「境界」
-
9
情シスの約8割が転職や退職を意識 調査で分かった“辞めたくなる最大の理由”
-
10
【漫画付き】ひとり情シス協会が明かす、RAG導入でしくじる企業「2つの共通点」
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
4
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
5
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
6
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
7
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
8
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
9
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
10
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー