発売前にアナリストの評価をチェック
Windows 10の84インチ端末「Surface Hub」に早くも高評価 「用途不明」との声も(2/2 ページ)
機能は好評価、だがコラボレーション機能に改善の余地あり
米IDCのアナリスト、ラモン・リャマス氏は、次のように話す。「完全統合型の音声・映像(AV)システムは一般的に、可用性がやや乏しい。Surface Hubの良い点は、全ての機能が1つに集約されていながら、全体として非常に強力なことだ」。Surface Hubの全機能を考慮した上で、「これこそ、Microsoftがユーザー企業に訴求すべき点だと思う」とリャマス氏は指摘する。
「ユーザー企業がSurface Hubを理解するには、会議室にある代表的な設備の中でSurface Hubにリプレースできる設備の数を考える必要がある」。こう指摘するのは、米調査会社Constellation Researchで副社長兼プリンシパルアナリストを務めるアラン・レポフスキー氏だ。「ハイエンドのプロジェクター、画面、カメラ、スピーカー、デジタルホワイトボードに加え、アプリを実行するコンピュータを全て調達するコストに比べれば、Surface Hubの価格は非常に手頃だと感じられる」(レポフスキー氏)
「初期バージョンのコラボレーション機能は期待したほどではない」とレポフスキー氏は付け加える。「遠隔地からの出席者がただ見ているだけでなく、Skype for Businessを使ってホワイトボードに書き込めるのが望ましい」(同)
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Skype for Businessとは何か
レポフスキー氏は、Surface Hubと企業向けSNS「Yammer」との連係が進み、全ての会議にコメントストリームを添えられるようになることも期待している。「Microsoftは、会議前、会議中、会議後のプロセスも考えて、プロジェクト管理機能を充実させる必要がある。例えば、出席者のアバターにタスクやフォローアップをドラッグアンドドロップできると良い」
Surface Hubの機能
Surface Hubは、84インチ画面(1万9999ドル、約246万円)と55インチ画面(6999ドル、約86万円)の2つの構成がある。出荷開始は2015年9月の見込みだ。
従来のホワイトボードと異なり、Surface Hubのデジタルホワイトボードはキャンバスサイズが無限だ。エンドユーザーは、Surface Hubに付属のペンを使用して画面に書き込み、スマートフォンのように指先でイメージを拡大縮小できる。
その他、Surface Hubでは会議情報の保存や要約、同僚への送信が可能だ。遠隔地からの出席者が会議中にイメージを書き込むことができるリモート書き込み機能については、今後の実装が待たれる。
Surface Hubには、壁掛け型、床置き型、移動式スタンド型があり、筐体正面には1080p(1920×1080ピクセル)のビデオカメラが2台組み込まれている。1台はプレゼンターを近くで撮影し、もう1台は会議室全体を撮影して、遠隔地の出席者に2つの角度からの映像を提供する。
ビデオ会議中には組み込みの4本のマイクで音声を検出、追跡して、周囲の雑音を軽減する。Surface Hubは、無線LANやBluetooth 4.0、NFC(近距離無線通信)といった無線通信に加えて各種有線接続端子も利用でき、どのような端末からのコンテンツでもSurface Hubの画面で共有できる。Surface Hubは、エンドユーザーが近づくとスリープモードから自動的に復帰するためのセンサーも備える。
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