質の高いプレゼンテーションを簡単に
PCもパワポも不要、iPadで“スマート”なプレゼンを実現する珠玉のアプリ9選(3/3 ページ)
Roambi Analytics
| 価格 | 無料 |
|---|---|
| 備考 | iOS 7以降が必要 |
「Roambi Analytics」は、データをグラフィカルに可視化するアプリ。大量のデータを抱える組織に適している。
このアプリの基本サービスは、「Microsoft Excel」スプレッドシート、CSVファイル、「Google Docs」「Salesforce CRM」、各種ビジネスインテリジェンス(BI)製品からのデータをソースとして、チャートやグラフを生成することだ。これらは10種類のビューで表示され、これらのビューは、「ユーザーがデータを容易に理解し、活用できるようにデータ探索を支援するインタラクティブなナビゲーション、可視化、分析機能を提供する」とされている。
しかし、Roambi Analyticsでは、このアプリが有効性を発揮できるだけの大量の元データの確保が大きな問題になる。Roambi Analyticsは、スプレッドシートやデータソースを豊富に抱える財務部門のユーザーには、こうした既存データを可視化する素晴らしい方法を提供するかもしれない。だが、他のユーザーにとってはRoambi Analyticsは過剰装備にもなり得る。このアプリを活用するためにスプレッドシートの作成に追われるという本末転倒になりかねない。
Power Presenter
| 価格 | 1.99ドル(240円) |
|---|---|
| 備考 | iOS 5.1以降が必要 |
「Power Presenter」は、PCで作成したプレゼンテーションをiPadからプロジェクターに送信するためのツールだ。基本的な機能しか備えていないが、妥当な価格に設定されている。
表示対象の素材は主としてPowerPointプレゼンテーションになるだろうが、Power PresenterではPowerPointのデータを直接扱うことはできない。最初にPowerPointファイルをPDF形式に変換し(PowerPoint上で簡単に行える)、「iTunes」プログラムを使ってそのPDFファイルをiPadにコピーしなければならない。
次にPower Presenterを起動すると、「Open」メニューからPDFファイルを開いてプロジェクターで表示できる(オプションのiPad用VGAケーブルが必要)。
コントロール機能は極めてベーシックなもので、PDFページを移動したり、プロジェクターを調整したりできる。簡単な描画ツールを備えたホワイトボード機能もある(図形や文字は使えないが、プレゼンテーションにマーキングすることは可能。)
その他にも、Webブラウザ(プロジェクターを使ってWebページやWeb動画を表示できる)や、シンプルな電子メール表示機能などのコンポーネントも付属する。
つまり、表示したいPowerPointファイルとiPadとプロジェクターさえあれば、Power Presenterはこれらの間の橋渡しをして、いとも簡単にプレゼンテーションが行えるということだ。
ただし、このアプリは2012年以来、更新されていない。
Conference Pad
| 価格 | 4.99ドル(600円) |
|---|---|
| 備考 | iOS 6.0以降が必要 |
「Conference Pad」は上記のPower Presenterと同様、PowerPoint(あるいはAppleのMac用Keynote)などで作成されたPDFファイルを表示するためのアプリだ。ただし表示方法が大きく異なる。複数のiPadに表示できるのだ。
Conference Padは教師にとって理想的なアプリだといえる。各生徒のiPadにプレゼンテーションを表示しながら授業をすることができ、それぞれのiPadには同じページが表示される。親機のiPadからBluetoothまたは無線LANを通じて、最大15台のiPad、iPhoneまたはiPod touch(これらの組み合わせも可能)をコントロールできる。聴衆の端末上の表示は、親機上でページの移動やピンチ(拡大縮小)などの操作をすることによってコントロールする。
本記事で紹介した他のプレゼンテーション表示用アプリと同様、Conference PadもPDFファイルしか扱えない。それ以外のファイル(PowerPointファイルなど)は、あらかじめPDFに変換しておく必要がある。
Conference Pad用の無償アプリ「Conference Pad Loader」は、Mac用KeynoteおよびPowerPointのプレゼンテーションをiPad上のPDFに変換する。PC上でこの作業を忘れた場合に便利な機能だ。
Conference Padは起動と同時に2つのものを探す。画面上部では、表示するPDFファイルの検索が行われる(iTunesを使ってPCからファイルをコピーする方法の説明も表示される)。iPadはこれらのPDFファイルの送信機(親機)になる。PDFファイルの検索と同時に、画面下部では、Conference Padが動作している他のiPadの検索が行われる。これらのiPadが受信機になる。Conference PadはBluetoothまたは無線LANを通じて端末を検索する。問題が生じた場合の対処法も表示される。
Conference Padの素晴らしいところは、使いやすい自己完結型システムであることだ。数台のiPadがあれば、IT部門の手助けがなくても簡単に試すことができる。月額使用料も発生しない。各iPadに5ドルの初期費用が掛かるだけだ。無償のビュワーは存在しないので、参加者全員がソフトウェアを購入する必要がある。
Prompster Pro
| 価格 | 9.99ドル(1200円) |
|---|---|
| 備考 | iOS 6.0以降が必要 |
講演を行う機会が多い人や、動画やプレゼンテーション、録音などでナレーションを担当する人であれば、「Prompster Pro」は便利なアプリだと思うだろう。
このアプリはテレプロンプター(訳注:TVカメラの前のニュースキャスターなどに向けて放送台本を表示する装置)と同様の機能を提供する。スピーチの際にページをめくる作業で気が散らないようにするのが狙いだ。
Prompster Proには、プレゼンテーション用やスピーチの練習のために、iPadの前面カメラを使って講演者のスピーチの動画を記録する機能が含まれる。ナレーションなどで読み上げた長文のテキストを録音する機能もある。
Prompster Proを起動すると、ウェルカムメッセージと操作説明が画面に表示される。これらは、練習用のテレプロンプター原稿として使えるテキスト文書の形式になっている。このアプリを使えばiPad上で原稿を作成することもできるが、「Microsoft Word」などのプログラムで作成し、標準のテキストファイル(.txt)形式に変換したファイルをインポートするのが基本だ。
Prompsterは使うのが楽しいアプリだ。画面の右下にあるシンプルな速度コントロールを使ってスクロールの速さを調整する。録画と録音用のコントロールも使いやすい。フォントの種類と大きさも変更できる。また、スピーチの時間経過を知る必要がある場合(例えば30分の枠内に収める必要がある場合)には、経過時間カウンターが重宝する。
Wordのファイル(.doc)などをテキスト(.txt)ファイルの形式に変換する必要があることを除けば、この製品に不満を感じる部分はない。
編注:本稿は2013年に公開された記事をEd Hardyが更新したものです。
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