iOS 9発表で「ほぼ確実」に
今秋登場か、「iPad Pro」に関するうわさの全て
米Appleが開発者向けカンファレンス「WWDC 2015」にて発表した次期iOS「iOS 9」。ここで発表した幾つかの新機能は、発売がうわさされるビジネス用途の新製品向けと考えられる。
「iPad」はもう1年以上売り上げ不振が続いている。しかし、米Appleは「iPad Pro」と呼ばれそうな、より大型のモデルで需要を復活させるつもりだとうわさされている。
2015年6月に発表された「iOS 9」で、このうわさが真実であることは事実上確実なものになった。
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スプリットスクリーンマルチタスク
iOS 9における最も注目すべき変更点は、画面を分割し並列表示する「Split View」機能の追加である。これによりスクリーン上に同時に2つのアプリを表示するマルチタスキングが可能になり、ユーザーが両画面を参照しやすくなる。これは9.7インチの「iPad Air 2」で使用すると便利な機能だが、Appleが開発しているとみられている、より大きなサイズのタブレットの画面で使用すると、さらに効果があるだろう。
新デバイスのターゲットは、恐らくビジネスユーザーだろう。電子メールの作成中に「Microsoft Excel」のスプレッドシートを簡単に参照したり、「Microsoft Word」で文書を編集中にWebページを開いたままにしておきたいような人々だ。iPad Proについての多くのリポートに記載されているのは、12.9インチのディスプレイだ。ユーザーが同時に2つのアプリで生産的に仕事をすることを可能にする、十分なサイズだ。
トラックパッドとカーソル
iOS 9でもう1つ予定されている主な機能は、オンスクリーンキーボードがトラックパッド機能するということだ。2本の指でキーボードをタップすることで、ユーザーはカーソルを自由に動かし、テキストを選択したり移動したりすることが可能になる。
これにより、現行モデルのiPadでも文書や電子メールを簡単に編集することができる。しかしこれは、AppleがiOSにマウスのサポートを追加しようとしているという兆候でもある。iPad ProにはUSBポートが搭載されるといううわさもある。
加えて、iOS 9はさらに外部キーボードもサポートする。ビジネスユーザーの好むテキスト入力方法を採用しようとしているわけだ。ビジネスユーザーは、キーボードに次いでマウスを持つことにも慣れており、最も一般的に使用される入力方法の2つをiPadが採用すれば、新しい購入者を引き付けるだろう。
iOS 9とiPad Proの登場はもうすぐ
Appleは今秋iOS 9をリリースする予定だが、iPad Proもほぼ同時に登場するといううわさである。ビジネスユーザーにフォーカスすることで、さらに多くの顧客がAppleに引き付けられるだろう。
Appleは既にエンタープライズにおいてタブレットのユーザーを増やすための手段を講じている。それがIBMと提携する目的である。しかし、画面分割によるマルチタスクやマウスのサポートといった、iPadに多くのことを期待する企業や個人ユーザーからは受け入れられてこなかった。
たとえAppleが12.9インチタブレットの市場への投入を諦めたとしても、iOS 9でもたらされる変更点は、9.7インチモデルの売り上げを向上させる可能性がある。新機能はビジネスユーザーにより適したものとなるためである。しかし、製品ラインでのiPad Proの売り上げを超えることにはならないだろう。
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