伸び悩む市場のリーダー
企業ユーザーは「Galaxy」よりも「iPhone」、Samsungはどこで道を誤ったのか?(1/2 ページ)
企業は韓国Samsung Electronicsのデバイスに興味を持たず、同社はGalaxy S6の発売にもかかわらず、グローバルなスマートフォン市場でのシェアがさらに低下した。
韓国Samsung Electronicsの「Galaxy S6」シリーズ(Galaxy S6/Galaxy S6 edge)の発売は、同社が苦しんでいるスマートフォン部門の業績を好転することができなかった。アナリストが指摘する通り、企業は「Android」より米Appleの「iPhone」を好んでいる。米Gartnerによれば、Samsungはこの新たなフラッグシップを4月初旬に発売した後、2015年第2四半期にグローバルなスマートフォン市場におけるシェアを5.3%下落させている。
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Apple vs Samsung
Gartnerのリサーチディレクターであるアンシュル・グプタ氏は「Galaxy S6の販売台数はGalaxy S5より少なく、期待外れの結果となった。Galaxy S6は有効な付加価値をエンドユーザーに与えていなかった」と言う。
Galaxy S6 edgeが特徴としているSamsungの新しいエッジスクリーンは、通知やよく使用するアプリ、株価などをユーザーがチェックすることを可能にする、デバイスの側面に沿ってカーブしたスクリーンだ。だが、これらの機能をもってしても他のスマートフォンやGalaxy S5から差別化するのに十分ではないとグプタ氏は言う。そして、Galaxy S6のイノベーション欠如が販売台数に大いに影響を与えたと力説する。
「SamsungのGalaxy S6がユーザーの獲得に失敗している原因は、付加価値の欠如だ。これは致命的なことだ」(グプタ氏)
Samsungは、グローバルなスマートフォン市場のシェアでは依然としてリーダーであり、世界市場の22%近くに当たる7200万台以上のスマートフォンを6月期に出荷した。だが、2014年の同四半期には7600万1000台を超える出荷台数、26.2%の市場シェアがあった。Gartnerはさらに、2013年第3四半期に同社が8000万3000ユニット以上の出荷をしていたとき、Samsungの市場シェアは32.1%であったという。そこから比べれば大幅なダウンだ。
調査会社のMoor Insights&Strategyの社長でありプリンシパルアナリストであるパトリック・ムーアヘッド氏によれば、Androidがセキュリティの観点からIT部門を「おびえさせた」ため、Samsungは法人市場でのプレゼンスが低い。
「iOSは以前よりもセキュアになっている。これはSamsungにとっては大打撃だ。セキュリティの分野でAppleはけん引役呼ばれるほどの世評を得ているわけではないが、Samsungの評価はさらに低い。企業のIT部門が見れば、Samsungは全くセキュアなデバイスといえない」(ムーアヘッド氏)
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