“キングオブWindowsタブレット”は健在
徹底レビュー:「Surface Pro 4」、“細かすぎて気付かない改善点”と変わらない魅力(3/4 ページ)
パフォーマンス
Surface Pro 4には複数のモデルが用意されている。Intelの第6世代Coreプロセッサに当たるCore m3と4GバイトのRAMを搭載しているものから、同じく第6世代のCore i7と16GバイトのRAMを搭載したものまでがある。Core i5を搭載した中間モデルも購入可能だ。
システムに負荷が掛かっているときには、最上位モデルと最下位モデルの差が如実に表れる。ただし、日常使いであれば、性能に差を感じることはほとんどないだろう。TechTargetがテストしたCore m3モデルは、これまでにテストしたどのシステムにも劣らない速さで起動した。
過去には、Intelのプロセッサ「Core i」シリーズ非搭載の最近のデバイスで発生する、Windows 10の問題について苦言を呈したことがある(新しいOSにとっては産みの苦しみなのだろう)。だが、Core m3モデルのSurface Pro 4にそうした問題は見られない。動作は速く、安定していて、バグもない。Appleファンなら身をもって体験していることであろうが、ソフトウェアとハードウェアを同じメーカーが構築することで得られるメリットは明らかだ。
TechTargetがテストしたCore m3モデルは、128GバイトのHDDを搭載する。64ビットOSの「Windows 10 Pro」が15.3Gバイトを占有しており、実際に使用できるのは約83Gバイトだ。ただし、この数値はセットアッププロセスによって変わる可能性がある。例えば、オンラインストレージ「OneDrive」のフォルダを同期するオプションを用意しており、このオプションを使用すると、オフラインでファイルを利用できるようにするために追加の容量が必要になる。
TechTargetがテストしたCore m3モデルでは、17.3Gバイトの一時ファイルが容量を圧迫していた。この一時ファイルは「前バージョンのWindows」であり、Windows 10にアップグレードしたことをユーザーが後悔した場合に備え、システムが保持しているものだ。このファイルはアップグレードの1カ月後くらいに自動で削除されるべきだろう。そうすれば、ユーザーはより多くの容量を利用できるようになる。
最後に、Surface Pro 4のCore m3モデルには、Intelのグラフィックス機能「Intel HD Graphics 515」と2台のカメラが搭載されている。Intel HD Graphics 515は、カジュアルゲーム、インディーズゲーム、2011年以前に開発された大半のPCゲームをプレイするのに十分な性能を持ち合わせている。またカメラについては、5.0Mピクセルのフロントカメラと8.0Mピクセルのリアカメラを搭載する。どちらもビデオ会議には申し分ないが、それ以外の用途はあまりないだろう。実際、薄暗い場所でビデオチャットアプリケーション「Skype」を使っても、画像は全く問題ない。
ベンチマーク
Core m3は、Intelが提供している低機能な「Celeron」「Pentium」「Atom」といったチップより性能は上だが、Core iシリーズには及ばない。そのことは、TechTargetが実施したベンチマークの結果にも表れている。ベンチマークの結果に含まれるSurface Pro 3は、8GバイトのRAMと第4世代のCore i5搭載モデルである。
バッテリー
Surface Pro 4で画面の明るさを最大に設定して、省電力設定をオフにして無線LAN経由で米Netflixの動画ストリーミング配信サービス「Netflix」の動画をストリーミング再生したところ、Surface Pro 4のバッテリー持続時間はたった3時間58分だった。一方、Surface Pro 3のバッテリーは、これよりも1時間以上長く持続する結果となった。「Surface 3」の結果はSurface Pro 4より悪く、3時間20分しか持続しなかった。
もちろん、これはSurface Pro 4に最低限期待できる時間だ。Windows 10の省電力設定をオンにしてディスプレイの明るさを下げれば、バッテリー持続時間は大幅に長くなるだろう。ヘビーユーザーでなければ、Surface Pro 4のバッテリーは仕様通りに持続するはずだ。
とはいえ、タブレットであることを考えると、これは残念な結果だ。バッテリー持続時間を長持ちさせたければ、やや大型で重量のあるものを選ぶしかない。
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