自社オリジナルのMDMツールも開発可能
Apple純正もある、iPhone/Androidスマホをタダで管理できるツール「保存版まとめ」
大量のスマートデバイスを運用する際に不可欠なモバイルデバイス管理(MDM)ツール。実は無料やオープンソースのMDMツールが存在するのをご存じだろうか。主要ツールを紹介しよう。
自社所有の米Apple製デバイスや米Googleの「Android」搭載デバイスなどのスマートデバイスの管理に役立つモバイルデバイス管理(MDM)ツール。標準的なMDMツールであれば、無料で手に入れることができる。
オープンソースソフトウェア(OSS)を含め、無料で使えるMDMツールは幾つかある。MDMツールの管理機能は多岐にわたるので、まず自社で達成しようとしている目標を明確にしてから、具体的なツール選定を進めてほしい。
こんなにある無料MDMツール
デバイス管理用の無料ツールを探しているなら、まずはAppleの「Apple Configurator 2」やGoogleの「Androidデバイスマネージャー」いったモバイルOSベンダーのツールを検討するとよいだろう。Apple Configuratorは、Appleの「iOS 7」以降を搭載するスマートフォン「iPhone」やタブレット「iPad」の設定ができる。Androidデバイスマネージャーは、Googleの「Android 2.3」以降を搭載するデバイスに対して検知やロック、データ消去などの操作が可能だ。
サードパーティー製のMDMツールの中にも、無料で使えるものがある。例えばMiradoreのMDMツール「Miradore Online」は、個人や小規模チーム向けのMDM機能を無料で利用できる。デバイス登録やインベントリ(ハードウェアやソフトウェアに関する情報)収集、プロファイル設定などの機能をそなえる。ただし企業向けのサポートや管理機能が必要な場合は、料金が発生する。
コードの中身が確認できたり、必要に応じてカスタマイズできたりするOSSのMDMツールを探しているなら、次のOSSについて検討してほしい。
- Sample iOS MDM server(GitHub)
- WSO2 Enterprise Mobility Manager(WSO2)
- iOS、Android、「Windows」搭載デバイスで利用可能
- Android用SDK(ソフトウェア開発キット)の管理アプリケーションサンプル(Google)
- 独自MDMツールの開発用。Androidのデバイス管理APIとポリシーAPIを使用
独自MDMツールの開発やMDMツールのカスタマイズを試みる場合は、管理対象のモバイルOSがオープンかどうかにも注目すべきだろう。例えばAppleは、iOSのネイティブなMDM用API(MDM API)へのアクセスを一部のベンダーのみに制限している。一方のGoogleは、開発者の規模や種類を問わず、サードパーティーによるデバイス管理を受け入れている。
Googleの「Google Play」には、ある程度のMDM機能を提供する豊富な無料アプリケーションがそろっている。ただし、こうしたMDM機能に脆弱(ぜいじゃく)性があると、そこから重大な問題につながる可能性がある点には注意が必要になる。MDMツールやソースコード、ベンダーは慎重に吟味することが肝要だ。
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