「Levi's」が世界とつながる日
予想の斜め上を行く「ウェアラブルデバイス」登場、Apple Watchはどうなる?
ウェアラブルと聞いてまず思い浮かぶのはスマートウォッチかもしれないが、これからは頭からつま先まで全身にテクノロジーをまとうことになる。
最先端のスマートウォッチにコネクテッドジーンズ、仮想現実ヘッドセットなど、2016年もウェアラブル端末市場は活況を呈しそうだ。最近では、ファッションと機能性を重視した製品がウェアラブル端末市場に参入しつつある。このトレンドの先頭にいるのがIntelで、高級時計メーカーのTAG Heuer、アクセサリーデザインのFossilと組み、装身具としても通用するスマートウォッチとブレスレットを共同で開発している。だが、2016年は新しいスマートウォッチ以外にも多彩な商品が続々と登場する予定だ。
デジタル接続可能な布地の開発により、服装のどこにでもセンサーを搭載できるようになった。アパレル大手Levi'sはGoogleと組み、導電性のある繊維を使ってインターネットにアクセスできる世界初のスマートジーンズを開発しており、2016年秋の発売を目指している。Samsung Electricもスマートスーツでウェアラブル端末市場における事業展開を拡大しようとしている。
このような技術進化のおかげで、最新ウェアラブル端末を身に着けていることが外からは分からなくなる日もそう遠いことではなさそうだ。(倫理的な問題もあって)スマートグラスの普及は遅れているが、いずれは普通のメガネと見分けが付かなくなるだろう。
スマートサーモスタットメーカーのNest Labsが、「Google Glass」のデザインを全面的に見直た最新モデルを発表するといううわさがある。Microsoftは、拡張現実ヘッドマウントディスプレイ「Hololens」の開発者向けキットを2016年に発売する計画だ。Oculusの仮想現実ヘッドセット「Oculus Rift」は既に販売している。こうした商品を実際に使うような場面もこれからどんどん広がっていきそうだ。
ウェアラブル技術の最新トレンドは「耳」にも及んでいる。関係者が“ヒアラブル”(hearable)と呼ぶコンピューティング機能を持つワイヤレスイヤフォンでは、新たな生体計測データを提供できるようになる。また、Microsoftは同社のデジタルアシスタント「Cortana」で操作できるヒアラブル端末「Clip」を開発中だ。
脳波を計測して思考を読み取る技術も2016年、ウェアラブル端末市場に参入してくる。InteraxonやThyncなどがこの分野の先頭に立っている。また、2016年に注目したいウェアラブル技術の1つに、誘電性塗料を使用した電子タトゥーもある。これによって汗などの生体情報を計測できるという。
短期間で大量の製品が市場に登場したスマートウォッチやその他のウェアラブル端末は、まだわずかな機能しかサポートしていない。2016年には、既に市場に出回っているウェアラブル端末にも新機能や改良機能を追加する予定だ。Samsung Electricの「Gear 2」はAppleの「iOS」端末と連係できるようになる。また、「Apple Watch」の次世代モデルでは「iPhone」への依存度を少なくしている予想する関係者が多い。FitbitやGarminのベーシックなフィットネストラッカーも、新しいコーチング機能や高度な測定機能を提供する予定だ。
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