Windows 10のバグ・不具合の対処法
「Windows 10」の起動を5分から10秒台へ“爆速化”する方法(2/2 ページ)
Windows Defenderの動作停止
Microsoftのスパイウェア対策プログラムである「Windows Defender」は、Windows 10で問題が生じる恐れがある。Windows 10のメジャーアップデート「Threshold 2」の適用後に動作しなくなるのだ。
クライアントPCで「Norton」「Kaspersky」などのマルウェア対策製品が動作しているのであれば、通常はWindows Defenderをオフにしておく。市販製品を使用せずにWindows Defenderを使う場合は、レジストリにキーを追加してWindows Defenderを有効にしなければいけない可能性がある。
Windows 10関連サイト「Windows 10 Forums」は、「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows Defender」のレジストリ群に正しいキーを安全に作成、設定する実行ファイルを提供している。レジストリをアップデートすれば、Windows Defenderの「有効にする」ボタンをクリックしてWindows Defenderを起動できるはずだ。
遅い起動
「Windows 8.1」で使っていたハードウェアとソフトウェアをそのまま使用した場合でも、Windows 10を最初に使うときはシステムが素早く立ち上がる。だが使い続けているうちに、起動が遅くなる。それも相当な速度低下だ。「電源オプション」で「高速スタートアップを有効にする」を選択し、自動的に起動するサービスのリストを絞り込んでも、コールドブート(通常の起動)あるいは再起動からシステムが完全に立ち上がるまで数分かかることがある。
この問題に対する最善の解決策は、クライアントPCに起動ドライブとしてSSD(ソリッドステートドライブ)を追加することだ。適切なツールを利用すれば、OSをドライブ間で移動することはできる。だがベストな方法は、全てのデータをバックアップし、さらにバックアップに問題がないことを確認した上で、SSDドライブにOSをクリーンインストールすることだ。
最初にイメージバックアップを作成し、次にリカバリー用メディアを作成する。そして元のクライアントPCにデータを戻す作業を容易にするために、データファイルをUSBメモリにバックアップし、必要なプロダクトキーが全てそろっていることを確認する。
SSDへのOSのクリーンインストールが完了したら、元の起動ドライブ(D、Eドライブなどになっている)をデータ用ドライブとして使用する。こうすることでシステムの起動が驚くほど速くなる。5分もかかっていた起動が、約15秒に短縮することもある。
Threshold 2の適用後に、「画面のカスタム設定がリセットされた」「デフォルトのプログラムと設定が変更された」「システム復元ポイントが削除された」といった報告もある。残念ながら、これらについては有効な対策がないのが現状だ。MicrosoftはWindows 10の次のメジャーアップデートを準備しており、2016年第2四半期にリリースする。
ツールに関するTips
Windows 10のバグを防ぐには、メジャーアップデートの前に「ディスククリーンアップ」機能を使って不要な一時ファイルと不要なシステムファイルを削除するとよい。特にシステムファイルはアップデートの妨げになる恐れがある。
上記以外にもシステムに関連したWindows 10の問題が起きた場合は、コマンドライン型ツール「システムファイルチェッカー」を実行して、システムファイルの損傷や異常、欠落などがないかどうかを確認する。システムファイルチェッカーは、保護されたWindowsのシステムファイルをスキャンして検証し、可能であればファイルのリプレースを試みる。修復コマンド「sfc /scannow」を実行するには管理者権限が必要であり、システム損傷の度合いによっては処理が完了するのに時間がかかることもある。
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