強化点は共同編集機能だけではない
「Slack」のライバルに? 「Office 2016」の“地味だけど役に立つ”新機能を見る(2/2 ページ)
Office 2016のセキュリティ対策
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クラウド版とパッケージ版の「Microsoft Office」の違い
MicrosoftはOffice 2016を、過去のOfficeの中で最もセキュアなバージョンとした。データ保護やDLP、認証機能が搭載しただけでなく、電子メールやファイルの暗号化、多要素認証、文書のバージョン管理といった機能も加えた。
IT管理者は、特定の情報を重要情報に指定できる。その情報は個々の文書やファイルの中でも特定することができ、ユーザーは自分が作業しているファイルの中に重要な情報があることを認識することが可能だ。管理者は「Enterprise Mobility Suite」の管理機能を利用して、特定のファイルに自動保護機能を追加することもできる。
電子メールによる文書の送信の安全性を高めるため、ユーザーはメールに実際のファイルを添付する代わりに、「OneDrive」や「SharePoint Online」に保存しているファイルへのリンクを他のユーザーに送信ができるようになった。
モバイル版とデスクトップ版の違い
Office 2016の「Office Standard 2016」と「Office Professional Plus 2016」のボリュームライセンスに加え、IT管理者はモバイル版とデスクトップ版のどれが自社のユーザーに適しているかを判断しなければならない。その判断は思ったよりも難しく、機能、一貫性、コストの3要因に尽きる。
過去のモバイル版Officeアプリケーションは、実質的に文書閲覧用だった。だが現代のユーザーは、モバイル端末で作業・編集できる機能を必要とする。そこでMicrosoftはOffice 2016で大幅な変更をした。モバイル版はデスクトップ版ほど豊富な機能は搭載していないものの、タッチ対応で、ユーザーがよく利用する一般的な機能を搭載したのだ。それでもデスクトップ版に比べると簡略化され、画面下の文字数カウントなどの情報は欠落している。
モバイル版Officeアプリケーションが優れているのは一貫性だ。モバイル版は多数のデバイスで使用できるのに対し、デスクトップ版は、タッチ画面向けに最適化されていない。そのため、スマートフォンやタブレットでは使いにくい。
もう1つの要因であるコストは、ユーザーが既にOffice 365に加入しているかどうかに左右される。モバイル版OfficeアプリケーションのOffice 2016は無料だが、Office 365のライセンスがなければ、編集機能は使えず、ただの文書閲覧ツールにすぎない。
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