クラウド時代のオフィススイート選定術【第2回】
SaaS版とパッケージ版の「Microsoft Office」、比較して分かる4つの違いとは(1/3 ページ)
長らくオフィススイート市場のデファクトスタンダードであり続けている「Microsoft Office」。2011年に登場したSaaS版は、以前からのパッケージ版と何が違うのだろうか。
長らくオフィススイート市場は、Microsoftの「Microsoft Office」がデファクトスタンダードとなってきた。その勢力図がクラウドによって大きく変わろうとしている。本連載の第2回ではMicrosoft Officeの製品の違いという観点で、パッケージ版のMicrosoft OfficeとSaaS(Software as a Service)版のMicrosoft Officeの違いを中心に解説する。
Microsoft Officeとは何なのか?
本連載の第1回「世の中は『Microsoft Office』だけではない クラウドで変わるオフィススイート勢力図」で解説した通り、現在でもオフィススイート分野でMicrosoft Officeのシェアは大きい。
パッケージ版とSaaS版の違いを説明する前に、あらためて、Microsoft Officeの歴史を振り返っていこう。
2016年上半期「情報系システム」記事ランキング(2016年1月1日~2016年6月20日)
1位 実は2つある「Office 2016」、Windows 10で使うならどちらがベスト?
2位 「社内メールはほぼゼロ」――Sansanのちょっと不思議なコミュニケーション環境とは
3位 「Windows 10」無償アップグレード終了で起こる“ドキッ” とすること
Microsoft Officeは、会社の業務で必要となる文章作成ソフトウェアや表計算ソフトウェアなどのソフトウェアを1つにまとめたオフィススイートだ。特に認知度が高いソフトウェアとして、ワープロ機能を持つ文章作成ソフトウェアの「Microsoft Word」や、表計算ソフトウェアの「Microsoft Excel」、提案書や発表資料を作成するプレゼンテーションソフトウェアの「Microsoft PowerPoint」、メールおよびスケジュール管理ソフトウェアの「Microsoft Outlook」などが挙げられる。
現在の主要なMicrosoft Office製品群
- Microsoft Word
- Microsoft Excel
- Microsoft PowerPoint
- Microsoft Outlook
- Microsoft OneNote
- Microsoft Access
- Microsoft Publisher
- Skype for Business
Microsoft Officeがオフィススイートとして最初に登場したのは、1989年6月のこと。MicrosoftがAppleのOS「Macintosh」(Mac)向けパッケージ製品として提供した。日本語版のMicrosoft Officeを提供するようになったのは「Office for Windows 3.0」からだ。Microsoft Officeが日本で広く普及し始めたポイントとなるのは、同社のOS「Windows 95」のリリースである。当時のMicrosoft Officeである「Microsoft Office for Windows 95」をWindows 95のクライアントPCにバンドルして大量に供給したからだ。
それ以降、Microsoft Officeは下記のように製品の改版(バージョンアップ)を重ねながら、各ソフトウェアの仕様や操作性などを統一し、機能の連係やデータの共有などを可能にしてきた。
ここまでは“Microsoft Officeとは”という切り口で製品群の説明と製品の変遷について紹介した。続いて、Microsoft Officeを購入する際に問題の種になりがちな、ライセンスについて説明する。
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