世の中は「Microsoft Office」だけではない クラウドで変わるオフィススイート勢力図クラウド時代のオフィススイート選定術【第1回】(1/2 ページ)

長らくオフィススイート市場は、Microsoft Officeがデファクトスタンダードとなっていた。その勢力図が、クラウドによって大きく変わろうとしている。

2016年04月13日 08時00分 公開
[廣瀬 晃富士ソフト]
Microsoft Officeの法人向けのWebサイト《クリックで拡大》

 「オフィススイート」と聞くと、会社で働いた経験がある人ならMicrosoftの「Microsoft Office」を思い浮かべる人が少なくないだろう。それくらいオフィススイート分野でMicrosoftのシェアは大きい。

 しかし、ITの技術は目まぐるしく変化を続けている。10年前の世の中では、Appleの「iPhone」やGoogleの「Android」端末など、スマートデバイスが仕事や生活にここまで浸透すると予想できた人はいなかっただろう。その変化の波は、オフィススイートの代名詞でもあるMicrosoft Officeにも同様に及んでいる。

 本連載は、会社のクライアントPCに欠かすことのできないオフィススイートについて解説する。第1回である今回は、これまでのオフィススイートの動向と、今まさに変化のターニングポイントとなっているSaaS(Software as a Service)への流れについて紹介する。

パッケージソフトのシェア

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news058.jpg

次世代生成AIで優位に立つのはMeta? Google? それともマスク氏のあの会社?
生成AI時代において、データは新たな金と言える。より人間らしい反応ができるようになる...

news183.jpg

GoogleからTikTokへ 「検索」の主役が交代する日(無料eBook)
若年層はGoogle検索ではなくTikTokやInstagramを使って商品を探す傾向が強まっているとい...

news160.jpg

B2B企業の市場開拓で検討すべきプロセスを定義 デジタルマーケティング研究機構がモデル公開
日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構は、B2B企業が新製品やサービ...