敵は世界で最も導入されているクラウドアプリ「Office 365」。Office 365をこの座から引きずり下ろすため、Googleが大胆な戦略を発表。「Google Apps for Work」へ移行する企業は増えるのか?
米Googleは、「Google Apps for Work」(以下、Google Apps)に乗り換える企業に対し、現在使用している他社Officeスイートの契約が切れるまでGoogle Appsを無償提供すると発表した。
同社は、米Microsoft「Office 365」、米IBM「Lotus」、米Zoho「Zoho」のユーザーがGoogle Appsに乗り換えるならば、現製品のエンタープライズ契約(EA)期間中はGoogle Appsの使用料金を免除するとブログに投稿した。さらに、Google Appsの導入に掛かる費用の一部も助成するという。
「現在のEAが終了したら、トラブルの原因になることのないシンプルな契約を提示する。多くの企業にとってはコストの削減になる」とGoogle Appsのグローバル販売責任者、リッチ・ラオ氏は話す。
前述のブログには「基本的なEAを締結していて、現在のスイートに固執しない企業であれば、Google Appsに乗り換えることで最大70%のコスト削減(当社推定)が可能だ」と記されている。
Googleは、この件について本誌Computer Weeklyに補足説明を行った。
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 11月18日号:Office 2016に影を落とす不吉な前兆
Computer Weekly日本語版 11月4日号:新DDoS攻撃「ローアンドスロー」の脅威
Computer Weekly日本語版 10月21日号:今、リプレースが必要な理由
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
LinuxのPDF機能開発はこうすればうまくいく SDKとAPIの賢い選び方 (2025/7/7)
経営者の意思決定スピードを改善できた、データと業務の統合基盤とは (2025/6/23)
「Microsoft 365 Copilot」の真価を引き出すこつとは? リコージャパンに聞く (2025/3/24)
大量のデータから欲しいものを見つける難しさ 生成AIで改善へ (2025/3/3)
「帳票電子化」は8割……紙をPDF化しただけ? 必要なのは「デジタル化」 (2025/2/28)
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...